世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

企画総務委員会

2006年04月24日 | 議員活動
  (今日のデザート:フルーツ&ライムゼリー)

今日は、5つの常任委員会のうち、3つの委員会(企画総務、区民生活、文教)が開かれました。

私が所属する「企画総務委員会」は、午前10時から始まり、最初に請願・陳情が2件(その審査は1時間半かかりました)、5分のトイレ休憩を挟んで、続いて5月の臨時議会に提出予定の議案説明と報告事項が行なわれ、委員会が終わったのは午後2時少し前でした。(お腹が空いてグーグー鳴っていました・・・)

ウチの会派「せたがや政策会議」では、4月13日のブログでもご報告したように、区長提案の議案と同じように、区民からの請願 についてもきちんと審議して結論(採択か不採択か)を出す、ということを会派結成当時から続けています。

区民は“継続審査”などという“態度留保”を求めてはいないはずです。“ファイナルアンサー”こそが求められているのだと思います。

“ファイナルアンサー”を下すことは立場的に非常に厳しい場合もありますが、“請願”は区民参加の原点です。区民参加を主張している議員が請願で曖昧な態度に終始することがあれば、それこそ自分たちが区民参加をダメにしていると気づかないのでしょうか。(“気づき”はいつでも大切なことです)

さて、今日の陳情2件についてですが、1件は「簡易裁判所調停センターを新宿に作るために国に意見書を挙げてほしい」というもの。これは全会派一致で趣旨採択されました。

もうひとつの「公共サービスの安易な民間開放は行わず、充実を求める意見書の提出」の方は、「市場化テストや公務員の純減をやめるよう国に意見書を挙げてほしい」という内容で、共産党は“採択”、自民、公明、ウチ(せたがや政策会議)、世田谷改革派は“不採択”、そして区民連(民主党・生活者ネット・社民党せたがや区民連合)は“継続”でした。

すでに市場化テストについての法案は、衆院で、自民、公明、民主の賛成で通過しているという状況ですが、(或いは、通過している状況であっても、ですが)「国に意見書を挙げるかどうか」が、どうして“継続”という判断になるのでしょうか?出すなら出す(採択)、出す必要がないなら出さない(不採択)と態度表明するのが、スジではないだろうか・・・と思います。

賛否は自由ですが、継続というのは委員会運営に関する事柄です。継続審査の乱発は区議会の信用を決して高めるものではありません。

実際、この陳情は、「意見が分かれたので“継続”とすることに異議ありませんか」と、委員長が問いかけたら(この問いかけは世田谷区議会の慣習なのですが)、「異議あり!」という意見が出て、“継続”は否決され、続いて“採択”も否決され、“不採択”となりました。

(私は副委員長という立場ではありますが、審査終了後であるので記しました)

本当の意味で、区民参加を大事にする議会でありたい、と、私はいつも考えています。


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