知人が一部執筆している『租税論』。
この本は、大学の教科書として、また国家公務員や地方公務員を
はじめ幅広い層の一般国民向けに書かれた、と記されています。
「はしがき」から一部を引用すると、
税制の構築や税制改革はすぐれて政治的性格の問題であり、選挙
で選出された国会議員による国会での審議と議決を要する。
すなわち、選挙民である国民全体が税制についての正しい知識を
持ち、合理的で冷静な判断ができなければ、正しい公共選択は不
可能である。
租税に関する知識やものの考え方は、少数の専門家が独占すべき
ではなく、すべての国民が共有すべきである。
…とありますが、本当にその通りだな!!と思います。
「税金は本質的には誰も払いたくない」。でも、その税金に依存して
供給される公共サービスというものは生活に不可欠なもの、であり
ます。
だから我々国民は「負担(税の支払い)」と「供給(公共サービス)」
のバランスを考え「賢明で現実的な選択」をしなければなりません。
「税制改革に対する反対論は、きわめて感情的で願望思考的な性格
のものが多い」と、本書にもありますが、本当にその通りですね。
国会では、経済対策の目玉の1つとして、2兆円規模とウワサされる
定率減税など所得補填が挙げられていますが、それを手放しで喜ぶ
ようではいけない!と思います。
とにかく、我々国民が、正しい税の知識をもって、国会議員を正しく
選べるようになること(まともなことを言っているのは誰か?を見極め
ないと!)、それこそが、日本の将来を救うのだと思います。
そのためのお勧めの一冊です。
『租税論』 林正寿 著 有斐閣 (定価 2700円+税)
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この本は、大学の教科書として、また国家公務員や地方公務員を
はじめ幅広い層の一般国民向けに書かれた、と記されています。
「はしがき」から一部を引用すると、
税制の構築や税制改革はすぐれて政治的性格の問題であり、選挙
で選出された国会議員による国会での審議と議決を要する。
すなわち、選挙民である国民全体が税制についての正しい知識を
持ち、合理的で冷静な判断ができなければ、正しい公共選択は不
可能である。
租税に関する知識やものの考え方は、少数の専門家が独占すべき
ではなく、すべての国民が共有すべきである。
…とありますが、本当にその通りだな!!と思います。
「税金は本質的には誰も払いたくない」。でも、その税金に依存して
供給される公共サービスというものは生活に不可欠なもの、であり
ます。
だから我々国民は「負担(税の支払い)」と「供給(公共サービス)」
のバランスを考え「賢明で現実的な選択」をしなければなりません。
「税制改革に対する反対論は、きわめて感情的で願望思考的な性格
のものが多い」と、本書にもありますが、本当にその通りですね。
国会では、経済対策の目玉の1つとして、2兆円規模とウワサされる
定率減税など所得補填が挙げられていますが、それを手放しで喜ぶ
ようではいけない!と思います。
とにかく、我々国民が、正しい税の知識をもって、国会議員を正しく
選べるようになること(まともなことを言っているのは誰か?を見極め
ないと!)、それこそが、日本の将来を救うのだと思います。
そのためのお勧めの一冊です。
『租税論』 林正寿 著 有斐閣 (定価 2700円+税)
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