（写真：バンコク市内の新年の様子。クリスマスとニューイヤーは
セットなので、１２月２５日を過ぎてもクリスマスツリーがあります）
皆様、年末年始はいかがお過ごしでしたか？
私は、昨日（２日）、タイ（バンコク）から帰国しました。
バンコクには夫の母を連れて行って、夫と一緒に親孝行をしようと
思って出かけたはずでした。
そ、それが…、とんだトラブルで、なんということか、義母は日本を
出国することができず、私ひとりでバンコクに行って来ました。
原因は、パスポートの残留期間です。
タイの場合、パスポートの残りの期間が６ヶ月以上なければなりま
せん。そのことは知っていたし自分のパスポートは確認していまし
た。
ところが、義母のパスポートまで気が回らなかったのです。
忙し過ぎるとこういうところに落とし穴があるんですね…。
【新宿に向かうタクシーの中での会話】
私 「パスポート、持って来ましたよね？」
義母 「ちゃんと持って来てるわよ。切れてないか心配したけれど、
２０１０年だったから安心したのよ」
私 「えっ…、２０１０年？！ええ～っ！何月ですか？（慌てて確認
する）うわぁ～っ！３月３１日！（大ショック！）お母さん、これだと
タイに行けません…（青ざめる）。お母さん、ごめんなさい！私が
確認しなかったから…（ああ、最悪！）」
携帯でネットを調べまくる。「タイ パスポート 残留期間」
質問 「残り６ヶ月なくても入国できたケースはありますか？」という
のを見つけて回答をチェック。
「多分タイなら大丈夫」という回答もありましたが「おそらくダメで
しょう」「どうだったか知りたいので教えてください」と。
私「とりあえず、成田まで行ってみましょう。交渉してみますっ！！」
【成田空港で】
結果、当然ですが、成田空港のチケット発行のところで「出国でき
ません」と言われ…、
私「タイで入国できず強制送還になってもこちらの責任でいいので
出国させてもらうことは出来ませんか？」
担当者「先日、政府高官でそういう方がいらっしゃいましたが、タイに
問い合わせしたところ断られました。残留期間が足りないことを知って
いて出国手続きをとったら、航空会社が罰金をとられますので、申し
訳ありませんが本日のご出発はできません」
もう絶望的。ダメが決定しました。
「私一人で行くか私もやめるか、どうしよう～？！」と思いました。
義母「それじゃあ仕方ないわ。優子さん一人で行って。私のトランク
からお土産を出して持って行ってね。実は、ちょっと帯状疱疹のような
症状が出ていて、医者に行って薬をもらってきたの。帯状疱疹かどうか
わからないけれど、やめた方がいいということかもしれないわね」
なんとできた義母でしょうか。ふつうだったら、「優子さん、残留期間の
こと、知っていてどうしてもっと早く言ってくれなかったの？！」と、責め
られて当然なのに…。本当に胸が痛みました。
宅急便でスーツケースを自宅に送る手配をして、義母が乗った新宿
行きのリムジンバスを見送り、私は搭乗手続きへ。
義母の飛行機のチケット代は戻ってきませんでした…。
どうしてこんなことになるの？！という年末…。
あとから聞いたら、義母はやはり帯状疱疹だったということ。胸の下
からわき、背中の方まで、湿疹が現れ、足がだるくなり、やはり行か
なくてよかった、ということでした。（ああ、これはやはり神様がその
ようにとりはからったことだったのだろうか、と思いました）
年が明けて、昨日帰国しましたが、今度は、私の母が、私がバンコク
に出発した日に入院していたことを知らされました。
今日、何はさておき病院に行きました。症状はだいぶ落ち着いていて
心配することはなさそうなのでよかったですが、しばらく入院生活が
続きそうで、着替えの洗濯など、妹にすっかり任せっきりなのが申し訳
ない気持ちです。
他にもめげそうなことがあり、もう本当に、なんという新年の始まり！と
思いましたが、人生、いろいろ試練があるのは当然。
今年は、そういう年回りなのかもしれません。
まあ、いろいろなことに注意しながらしっかりやりなさい、ということだと
捉え、今年も頑張ろうと思います。
本年も皆様にとってよい年となりますように。
そして、今年も「田中優子の活動日誌ブログ」をよろしくお願いいたしま
す。
そして、そして、皆様もパスポートの期限だけでなく、残留期間にお気を
つけくださいね！
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