昨年11月19日~20日、「地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会」
の定例会で、「白浜レスキューネットワーク」を視察させていただきました。
遅くなりましたが、その報告です。
「白浜バプテスト教会」です。こちらの牧師である藤藪庸一さんが、
「NPO白浜レスキューネットワーク」理事長を務めていらっしゃいます。
「こころのカフェ京都」の視察を終えて、急ぎ白浜へと移動し、17時
前に到着した私たちは、早速、“白浜三段壁”のパトロールに参加
させていただきました。
まず、“三段壁”の入り口には公衆電話があって、「いのちの電話」の
案内板が立てられています。
すぐに電話できるように、電話ボックスの中には、このようにコインが
置いてありました。
ここが自殺の名所とされている“三段壁”です。
崖の途中にも、「いのちの電話」の案内板が。これを見て思いとどまる
人もいるそうです。
夕方になると、懐中電灯を持って、白浜町職員、警察、NPO(藤藪さん)、
ボランティアの方々が一緒になって、毎週水木(この曜日が自殺者が
多い日だそうです)の1時間、パトロールをしているそうです。
今回は、私たち議員有志会の5名も、そのパトロールに同行させて
いただきました。一人でここに来て自殺しようと思いつめて歩く人の
気持ちはどんなに孤独なものだろうか…と、重い気持ちになりました。
藤藪さんは、自殺未遂者を保護すると、ご自分の教会で話を聞きます。
生きる力(精神面も経済面も)がつくまで教会で生活している方々が
常に何人もいて、共同生活をしています。
今回、私たち議員メンバーも、同じ食事をいただき、同じ教会のゲスト
ハウスに泊めていただきました。
この夕食が終わった直後に、藤藪さんの携帯が鳴りました!
「いのちの電話」からの連絡です。
藤藪さんは、急ぎ、“三段壁”へ!!私たちも少し距離をあけて別の車
で追いかけました。
すると、先ほどの公衆電話の横にあるベンチに、男性が一人座っていて、
藤藪さんが保護しました。
藤藪さんは、教会でその男性に向き合い、話を聞いて、まず眠るように、
と。
いのちの現場はこんな日常なのだ…、と、頭が下がる思いがしました。
その後、私たち議員メンバーは藤藪さんからお話を伺いながら、「自殺
対策に必要なこと」を勉強させていただきました。
今回お世話になった白浜バプテスト教会は1953年に設立され、藤藪
さんの前任の牧師さんが1979年から「いのちの電話」を開始したそう
です。
1999年に藤藪さんが引き継ぎ、2006年にNPO法人を設立しました。
11月19日現在で、これまでに1005名の方を保護しているとのこと。
藤藪さんだけで333名。大変な数ですね。
翌日、同じ場所に出かけると、晴れ渡った空と青い海。
観光客がバスで訪れにぎやかでした。
この絶壁は、かなり怖いです。
大きな“供養塔”が立てられています。
翌日も、藤藪さんにお話を伺い、充実した視察を終えました。
藤藪さんと「地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会」の参加者
田中優子 東京都世田谷区議会議員
江口友子 神奈川県平塚市議会議員
川口洋一 大阪府高槻市議会議員
野本恵司 埼玉県鴻巣市議会議員
杉本信之 三重県鈴鹿市議会議員
藤藪さん、このたびは、とても勉強になりました。
貴重な時間を割いていただきありがとうございました。
帰りに食べた「和歌山ラーメン」。「白浜ラーメン」をたのんだ人が、
「同じだ」と言っていましたが…?!(笑)
こちらは、街中で見つけた温泉卵。「いでゆ反対タマゴ」という名前が
面白くて立ち寄りました。
黄身が先に固まって白身がやわらかい、というので、普通のゆで卵と
反対、という意味だそうです。おいしかったです。
11年連続で3万人を超える自殺者…。
「なんとしても12年連続とならないようにストップさせたいね!」
と、議員有志の会では話をしています。
私たちに出来ることは小さいことですが、少しずつでも、自殺に対する
偏見をなくし、社会全体で取り組めるよう、これからも頑張っていきたい
と思います。
また、ここ白浜のように、全国の自殺多発地域では、 多くの有志の方々
がボランティアで、命をつなぎとめる自殺防止の活動をされています。
しかしながら、特定の方々に負担がかかり過ぎているのも事実。
「行政の責任として、国レベルでこのような活動を支える必要がある」と
「地方議員有志の会」の川口洋一代表とも話しました。
福嶋瑞穂自殺対策担当大臣にぜひとも力を入れてほしいものです.
自殺を減らそう!と思う方、クリックお願いいたします。
↓ ↓
の定例会で、「白浜レスキューネットワーク」を視察させていただきました。
遅くなりましたが、その報告です。
「白浜バプテスト教会」です。こちらの牧師である藤藪庸一さんが、
「NPO白浜レスキューネットワーク」理事長を務めていらっしゃいます。
「こころのカフェ京都」の視察を終えて、急ぎ白浜へと移動し、17時
前に到着した私たちは、早速、“白浜三段壁”のパトロールに参加
させていただきました。
まず、“三段壁”の入り口には公衆電話があって、「いのちの電話」の
案内板が立てられています。
すぐに電話できるように、電話ボックスの中には、このようにコインが
置いてありました。
ここが自殺の名所とされている“三段壁”です。
崖の途中にも、「いのちの電話」の案内板が。これを見て思いとどまる
人もいるそうです。
夕方になると、懐中電灯を持って、白浜町職員、警察、NPO(藤藪さん)、
ボランティアの方々が一緒になって、毎週水木(この曜日が自殺者が
多い日だそうです)の1時間、パトロールをしているそうです。
今回は、私たち議員有志会の5名も、そのパトロールに同行させて
いただきました。一人でここに来て自殺しようと思いつめて歩く人の
気持ちはどんなに孤独なものだろうか…と、重い気持ちになりました。
藤藪さんは、自殺未遂者を保護すると、ご自分の教会で話を聞きます。
生きる力(精神面も経済面も)がつくまで教会で生活している方々が
常に何人もいて、共同生活をしています。
今回、私たち議員メンバーも、同じ食事をいただき、同じ教会のゲスト
ハウスに泊めていただきました。
この夕食が終わった直後に、藤藪さんの携帯が鳴りました!
「いのちの電話」からの連絡です。
藤藪さんは、急ぎ、“三段壁”へ!!私たちも少し距離をあけて別の車
で追いかけました。
すると、先ほどの公衆電話の横にあるベンチに、男性が一人座っていて、
藤藪さんが保護しました。
藤藪さんは、教会でその男性に向き合い、話を聞いて、まず眠るように、
と。
いのちの現場はこんな日常なのだ…、と、頭が下がる思いがしました。
その後、私たち議員メンバーは藤藪さんからお話を伺いながら、「自殺
対策に必要なこと」を勉強させていただきました。
今回お世話になった白浜バプテスト教会は1953年に設立され、藤藪
さんの前任の牧師さんが1979年から「いのちの電話」を開始したそう
です。
1999年に藤藪さんが引き継ぎ、2006年にNPO法人を設立しました。
11月19日現在で、これまでに1005名の方を保護しているとのこと。
藤藪さんだけで333名。大変な数ですね。
翌日、同じ場所に出かけると、晴れ渡った空と青い海。
観光客がバスで訪れにぎやかでした。
この絶壁は、かなり怖いです。
大きな“供養塔”が立てられています。
翌日も、藤藪さんにお話を伺い、充実した視察を終えました。
藤藪さんと「地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会」の参加者
田中優子 東京都世田谷区議会議員
江口友子 神奈川県平塚市議会議員
川口洋一 大阪府高槻市議会議員
野本恵司 埼玉県鴻巣市議会議員
杉本信之 三重県鈴鹿市議会議員
藤藪さん、このたびは、とても勉強になりました。
貴重な時間を割いていただきありがとうございました。
帰りに食べた「和歌山ラーメン」。「白浜ラーメン」をたのんだ人が、
「同じだ」と言っていましたが…?!(笑)
こちらは、街中で見つけた温泉卵。「いでゆ反対タマゴ」という名前が
面白くて立ち寄りました。
黄身が先に固まって白身がやわらかい、というので、普通のゆで卵と
反対、という意味だそうです。おいしかったです。
11年連続で3万人を超える自殺者…。
「なんとしても12年連続とならないようにストップさせたいね!」
と、議員有志の会では話をしています。
私たちに出来ることは小さいことですが、少しずつでも、自殺に対する
偏見をなくし、社会全体で取り組めるよう、これからも頑張っていきたい
と思います。
また、ここ白浜のように、全国の自殺多発地域では、 多くの有志の方々
がボランティアで、命をつなぎとめる自殺防止の活動をされています。
しかしながら、特定の方々に負担がかかり過ぎているのも事実。
「行政の責任として、国レベルでこのような活動を支える必要がある」と
「地方議員有志の会」の川口洋一代表とも話しました。
福嶋瑞穂自殺対策担当大臣にぜひとも力を入れてほしいものです.
自殺を減らそう!と思う方、クリックお願いいたします。
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