先週、画家の伊能洋先生の個展に行きました。
伊能先生は、初めて日本地図を作った伊能忠敬氏のご子孫でいらっしゃいます。
※伊能忠敬
今からおよそ200年前、55歳の伊能忠敬は、測量のために日本全国をひたすら
歩き続け、17年かけて地図を完成させた。「人生50年」といわれた時代に、55歳
からはじめた大事業。日本で初めての大日本沿海実測全図の写しが2001年に
アメリカで見つかった。
伊能洋作品といえば、人物画の大作が有名です。
油絵は、絵具が乾くまで次の絵具をのせることができないため、とても時間
を要するのだそうです。
重ねたすべての絵具を平らにしたら、作品の何倍もの大きさになる、と伺い、
1枚の絵に、どのくらいの絵具の量と、時間と、労力がかかっているのかを
知りました。
大きな人物画は圧倒されますが、私は色彩鮮やかな花の絵もすごく好きです。
昨年の1月に亡くなられた奥様(陽子さん)の写真も飾られていました。
ご近所なので、訃報を聞いたときには本当に驚きました。
洋先生には、奥様の分まで長生きして、これからもすばらしい作品を
創作していただきたいです。