@爆破処理には相当な勇気と執念がない限りその任務は務まらない。が、ざっと800件以上もの経験を有し死を恐れない2等兵は勇気を持って遂行する。失うものが何もない(妻とは離婚)、一般社会に出ても何もできそうにないことがそのような精神と行動を駆り立てるのか、とても任務だからというだけではない。では、そんな人間はどんな生き様を想像しているのだろうか。
「ハート・ロッカー」
2004年、バグダッドでのアメリカ軍の爆破処理班が38日間の任務を追う。そのチームにジェームズ2等兵(ジェレミー・レナー)が赴任するが何度か上司の命令を無視、だが任務は完璧にこなし続ける。ある爆発事件で動員されるとジェームズは爆弾を巻いた一人の自殺志願者と遭遇するが助け出すことができずそのまま自爆。悲惨な自爆を科した背後を調べて追跡する。