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人の命の重さと立場『The Forgiven』⭐︎4.0

2022-08-17 07:54:25 | 映画から見える世の中の動き
一人息子を亡くしたモロッコの田舎で貧相な暮らしをしている家族の悲しみは、何の保証も無く無視されていくのがこの世だろう。
人の命に対して人種を問わず自分の過失(旅の途中交通事故死を起こす)を正直に告白したジョーの姿は考え深いものがある。異国でしかも辺鄙な田舎での偽証は何とでもなっただろうが、最後に「自分の過失を認め陳謝する」は中々出来なく結末は予想外だった。 人間、正直は真っ当な人間の姿なのだ。
『The Forgiven』
英国人の夫婦ダビデとジョーが友人のパーティーに出席するためにモロッコの砂漠を疾走し、地元の10代の少年を轢き殺すという痛ましい事故を起こす。地元の警察には少年が突然現れあくまで事故だったと証言する。やがて少年の父親が到着すると、地元の習慣で息子を埋葬する為にジョーを遠方の故郷に同行を促す。ジョーは現金を持ち従うまま同行し、息子の貧相な暮らしと家族などを見ると告発する「私が悪かった、私の過失だ」と予想外の結末になる。