@「己を進化させる時代」、自分の才能を見出し自由に発信できる現代は「好きなことを追求、持続させる」ことで新たな世界・人生がついてくる、本書を読んだ感想だ。 歴史、地理、社会、文化を知ることで己の世界に「目覚め」がくることを期待したい。
『教養としての教養』角田陽一郎
「概要」教養ブームといえる昨今。教養に関する多くの書籍が出版されています。本書は「気になるけど何から読んでいいのかわからない」という読者のための本です。教養というと、知識を学ぶというイメージがあります。本書は、そことは一線を画し、「教養で、どう人生で楽しめるのか」という点にこだわりました。バラエティプロデューサー・文化資源学研究者である角田さんだからこそ語れる楽しい教養を「歴史」「地理」「社会」「人生」「文化」「エンターテインメント」というテーマ別に解説していきます。読み終わる頃には、世界が少し違って見える。今までになかった教養のガイド本です。
ー歴史は繰り返すけど、同じことは起こらない
多様性を持たせ、人間の生き方は「歴史を知る事」
遠回りで無駄や失敗で経験・体験・公開することが人生の幅と深さを作る
ー地理思考を身につける、知を智にする
人類の智慧を学ぶ(叡智)ー日本は人口増加で豊かになった(世界2位)
環境(地理的要因)と技術で都市は生まれ変わる
これからは感情(感情の相違)による戦争=国力<>幸福力
ー情報化社会とは渦巻き思考
常に水は流れる込み止まる事がない(来る者拒まず、去る者追わず)
ー教養=「間」時間・空間・距離(世間)・AI
AIには感情がない=遊びがない(人間は遊ぶ生き物で非効率なことをする)
AIには「フレーム」(問題を問う)が無い、与えられたモノを処理、結果を出す
フレーム(規則・既成事実など)を変える、加えることはできない
人間は「フレーム」を創造し越えること(創造力・好奇心)
ー個人がプロジェクトを立ち上げ参加する仕組み
誰もがタレントになり、才能・能力に参画する人が集まる(知的好奇心)
知の感応的な喜びを体現する
ー教養としてのエンターテイメント
情報をインテグレート(統合)
縁起をエクスプロア(探索)
例外をディスカバー(発見)
想像をストラクチャ(構築)
現実をプロジェクト(投影)
「本質」を追求する、好きなことを継続的に、己を進化させる