@「人間どこかいい加減気味ぐらいの方がいい」「人生には遊び心のスパイスを忘れない」「時計の針が前に進むと『時間』になり、後に進むと『思い出』になる」など教訓にしたいいい言葉が多い中、近年「煩わしさを嫌う」社会が旺盛となり、例として「結婚しない、仕事を辞める、なぜなら煩わしいから」という風潮がある。この書にはそんな社会は「世間並みの幸せはない」とも言っていることに印象深く感じた。「煩わしい」(嫌い)なことは何でも避けようという風潮とそれを同調する雰囲気が社会に蔓延してきている気もするのは残念だ。
『いい言葉はいい人生を作る』斎藤茂太
「概要」漱石からケネディ、チャップリンまで、とっておきの名言をもとに「生き方がうまくなるコツ」をモタさんが伝授。「どんな一言でも、言葉には人を力付ける不思議な力がある」
ー折れない心を作る逆転の言葉(そんなに急がなくてもいい)
まず機嫌良く振る舞いなさい。それから理由を探しなさい。
悪口で希望が叶うことはない
楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる
後悔で終えちゃだめだ、後悔からスタートするのさ
40歳は2度目の二十歳
ー生きる技術を高める言葉(そんなに考えなくてもいい)
褒める言葉「いい人」でも、「いてもいなくてもいい人」「どうでもいい人」
「劣等感に勝つ」背が低いというナポレオンの劣等感を思い出す
人間どこかいい加減気味ぐらいの方がいい
助っ人を頼み、迷惑をかけた方の人の方が仲間に仕事に人気がある
「真面目」から「生真面目」は自分を追い込み欠点になりかねない
時計の針が前に進むと「時間」になり、後に進むと「思い出」になる
ー絆に気づく温もりの言葉(そんなにうつむかなくていい)
「腹八分目」夫婦の50%主義 半分もできれば御の字だと思うこと
短所を攻めるのが敵、長所を認めるのがライバル
愚痴は一度は聴いてあげる、2度目は話題を変える
少しで満足できなければ、多くても満足しない
遊び心のスパイスを忘れないように(マンネリをなくす)
「煩わしさを嫌う」社会は世間並みの幸せはない
旅をするのは目的地に到着することではなく旅をするため
ー夢を叶える知恵の言葉(そんなに求めなくてもいい)
運が良くなると不運に弱くなる
成功を真似るより、失敗に学ぶこと
限界が見えてからが勝負だ
ー自分を褒める魔法の言葉(そんなに怒らなくてもいい)
一番忙しい人が一番たくさんの時間を持つ
力一杯やるコツは手一杯にしないこと
無い、足らないと思えばなんとかしようと術を考える
能力よりも意欲が人生を形づける(意欲のあるもの方が能力のあるものより多くをなす)
「不良」に見えるほど好奇心、行動力は多い