@「独学力」とは我流の独学ではなく、この場合「学びの主体性」
で、学びの3つの基本「Why「What」「How」を指す。具体的には縦から横社会(タテ型トップダウンからヨコ型横並びで創発的意見交換する学びの場)だと言う。最近は「リスキリング」など改めて学び直すなどの風潮もあるが、傾向は言葉が英語読みになっただけで昔と変わらない。成功へのヒントなどにある「好奇心・洞察・挑戦・反省・意見交換」のような流れを主体的に動くと言うことが今後大切だ。
『キャリアを作る独学力』高梨俊介
「概要」日本の「タテ社会」から欧米各国の「ヨコ社会」への転換
お金や社会的地位の「外的仕事満足」から、やりがいや自己成長などの「内的仕事満足」の時代
年功序列、権威勾配がもたらす弊害、大切なのは「応用力」につながる普遍性の高い学び
「ピアレビュー(同僚評価)」を重視する、「ヨコ型のコミュニティ」で専門性を磨く
学んできたことを「捨てる勇気」も、時には必要、「ネットワーキング行動」で、チャンスにつながる布石を打つ
ー学びの主体性(3つの基本)
Why/What/How
タテからヨコ(トップダウンから横並びの創発型・発想の転換)
ーVUCAA社会
変動性(Volatility)
不確実性(Uncertainty)
複雑性(Complexity)
曖昧性(Ambiguity)
ー「独学力」の高い人
内向きのタテから外向きのヨコへ(ひらめき・応用力)
近視眼的功利性の詰め込みから楽しさと意味を感じる学びへ
正解のない課題に対する「自論」の力を重視する学びへ(vs正解主義)
ー認識・学力の強い人のケース
新しいことを経験・挑戦・他の分野から学ぶ・人と違う事をやる
時流を観察・知的好奇心を持つ・ヨコの学びを実践する・洞察力を広げる
熱意を持つ・チャンスを見極める・分からない事を聞く・専門性への意欲
プロフェッショナルの意識(専門性コンピタンシー・ヨコ関係の同僚評価)
ー学び方の6つのポイント
問題意識を持ってインプット
ファクトに対して謙虚である
「自論」(アウトプット)を形成する
「自論」をヨコで議論し気づきを得る
異なった意見を前向きに議論する
異質の分野での関係性に気づき、ファクトを意味としてつなげる