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「自分の直感を信じて生きる」グレース王妃の生涯『心を磨くグレース・ケリーの言葉』

2024-04-26 07:47:25 | 人生を「生かす」には
世界を魅了させたグレース・ケリー王妃は、女優時代の孤独と、結婚後の王室生活での不自由さを経験している。 彼女は、ハリウッドの「偽りの世界」と王室の「自由のない世界」の現実社会の厳しさに悩んでいた。 結婚生活では、お互いに妥協しながら忍耐強く努力することの大切さを学んだ事などを述べている。 最後に、日本の優しさ、礼儀、美、敬愛といった美徳を失わないことを願っていたことなど印象深く、 グレース・ケリー王妃は、女優から王妃への転身の中で、様々な葛藤を経験しながらも、自分の直感を信じる自分の信念を貫き通そうとした強い意志の持ち主だったと言える。運転中脳卒中で事故に遭い崖から転落52歳で人生の幕を閉じている。
『心を磨くグレース・ケリーの言葉』岡部昭子
「概要」ハリウッド女優として活躍した後、モナコ公国へ嫁いだグレース・ケリー。公妃となった後の献身的なご活躍の背景には、人への思いやり、自分に与えられた天分を精一杯生きようとした懸命さ、家族や国民を大切にする愛に溢れていました。 本書は、生前のグレース公妃の言葉を集めたものです。シンプルな言葉には、現代を生きる人たちへの指針が詰まっていました。
裕福な家ケリー家(レンガ職人のアイルランド系父とドイツ系移民の元大学教師の母)
    グレースは四人姉妹の次女、病弱で内気な少女。両親の反担を押し切ってNYの演劇の道へ
    グレースは背が高く、痩せていて、顎ががっちりした「~すぎ」だらけの女性
    「真昼の決闘」映画に出演ハリウッドデビューを飾る
    「MGM」でジョン・フォード、クラーク・ゲーブルと一緒に出演する事を夢見て
ー演出で学んだこと
    「女優に予期せぬ驚きの要素がないと、意味がない」ヒッチコック監督
    「セクシーではなく魅惑的。冷たい表面に秘めた火が燃えたぎるかのような表現」
    「エレガントなセクシーさに魅力を感じさせる」
    「ハリウッドは偽りだらけ。自分を見失い傷ついた男女が集まったところ」
ーMGMvsパラマウント(企業との葛藤)
    パラマウントの強い役柄である「喝采」を引き受けMGMとの契約も継続させる
    自分の力を信じて時間を考える余裕もなく必死に映画で演出(すでに婚期を過ぎ)
    パラマウントの「喝采」でアカデミー賞を得たが一番寂しい時間だった
    その理由は「一緒に分かち合う人がいなかった」と言う。
ー恋愛・結婚・養育・生涯(運命を受け入れる柔軟性)
    モナコ皇室でのアポで出会ったレニエ公と文通後に結婚
    後継者を儲けるための結婚(後継者がいなければフランスに返還する恐れ)
    ハネムーン後に妊娠(その後三人の子供を出産)
    他人を決して批判せず、分け隔てなく、いろんな人たちを受け入れた
    子供達とそばにいて良く話し合いをし、子供の気持ちや意見を尊重してあげる
    子供には厳しい躾をしていた(配慮と愛)
    慎ましく、思いやりのある人だとみんなの記憶に残しておきたい