@過去の世界の戦争、内乱、権力者交代など含め余りにも米国のCIAが絡み、自国(資本自由社会vs共産・社会主義)を優先させる工作を企てていたことに驚愕する。「世界の警察」とまで言われた米国の話は偽りが多く、この書によるとほとんどが「裏偽装」で仕組み、大国である米国、米国企業の優先(保護)を諮った工作も多くあった事実には改めて驚愕する。然るに日本のサイバー対策(戦争)は国内のセキュリティーにも頻繁に不備があることからも知識・技術も低い(北朝鮮よりも低い)と米国は評価、サイバー対策、スパイ対策などいざという時に日本は完全に丸裸で戦うような国になってしまっているのは悲しい。中国のスパイ逮捕(理由なき逮捕)は今後どのような諸国間の進展をもたらすか?
『世界史を変えたスパイたち』池上彰
「概要」東西冷戦が終わった時、「これでスパイ小説の書き手は失職する」と言われました。ところが、米中対立やロシアのウクライナ軍事侵攻をきっかけに「新しい冷戦」という言葉が生まれます。東西冷戦が終わってもスパイの存在はなくなりません。むしろITやAIを駆使することで、情報をめぐる争いは一層激しくなっています。
ー諜報活動には3類
OSINT(Open Source Intelligence)WEB・公開資料・報道・データー収集分析
SIGINT(Signal Intelligence)電子通信を傍受し情報を収集
HUMINT(Human Intelligence)人物による諜報活動
ー世界各国の諜報機関
米国 CIA
ロシア KGB
英国 MI5/MI6
ー諜報手段・方法
電波妨害・サイバー攻撃(主要な施設にサイバーテロ攻撃をかける)
衛星通信(スターリンク・ネットによる妨害・暗号解読)
インターネット(SNS/X・Twitter)を利用した偽情報・模倣映像
ースパイ
目立ってはいけないが鉄則・普通の人々に見せかける・話上手
ーロシアによるウクライナ侵攻を米国は事前に察知していた
偵察衛星:15cm程度の標的も認識
暗号解読:文章・通信等から得た情報
スパイ情報網:人脈を通した生情報
ー事件・戦争・内乱(CIAによる裏工作の一部)
キューバ人同士の反乱「ピッグス事件」、捏造情報「ベトナム戦争」(ペンタゴン・ペーパーズ)・インドネシアクーデター大虐殺(スカルノ大統領の醜聞)・チリピノチェクーデター(チリ軍部への圧力)・ポル・ポト政権での大虐殺・イラン米国大使館事件・アフガニスタン侵攻
ー非道さから米国では「暗殺禁止令」が発令「チャーチ委員会」で大統領、CIS, FBIなど調査
カストロおよびルムンバ暗殺計画など多くの陰謀計画を立て実行した
だが、9.11までの期間でブッシュ大統領が撤廃、テロ行為に徹底抗戦となる
ーサイバーテロ・攻撃
ソ連崩壊の裏にもCIAが絡みスパイ摘発 (日本はスパイ天国=レフチェンコ氏)
ロシア・プーチン(元 KGB出身)裏切り者は許さない、殺されて当然だ=暗殺指令
イランの核施設にサイバー攻撃「スタックネット」(米国+イスラエル)
イスラエルの「モサド」(諜報機関:シャバク・アマン)がハマス幹部を暗殺
スノーデン氏による米国監視網告発(ネット上での全ての個人情報を網羅監視)
情報防衛策「もしパソコンを使うんら新品でネットに繋げず、電子レンジに保管」
ロシアのインフラへのサイバー攻撃(クリミア戦)
ロシアによる選挙妨害(ヒラリークリントンへの誹謗中傷情報を拡散)
米国人になりすましFacebook等を利用拡散させた
中国の国家情報法=海外にいる中国人であっても情報を提供する義務がある
在留中国人・経済活動家・留学生含めた義務化を2017年に法制化
中国スパイ概要:軍人政府職員57%、36%が民間人
ー日本の情報調査
2014年に国家安全保障局(日本版NSA)
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