@この短編小説集はどれも理解するのは数回読む必要がある。だが、話の辻褄を理解できる人は稀かもしれない、それほど内容の展開を理解し読みづらい。翻訳者の村上春樹氏もいわく「やはり所々読みにくい部分があるかもしれない。しかし、言い訳するのではないが、それこそグレイス・ペイリーの真骨頂であり・・・」とある。
『最後の瞬間のすごく大きな変化』グレイス・ペイリー
「概要」たった3冊の短篇集で、50年の間、圧倒的支持と尊敬を受けつづけている、まさに稀有な作家、グレイス・ペイリー。NY・ブロンクス生まれ。
ー「必要な物」
「人の人生なんて、実はそれほど長い期間ではないのだ。そんな短い人生の中で相手の男の資質を知り尽くすことなんてできないし、あるいはまた相手の言い分の根底に辿り着くこともできやしないのだ」
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