ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

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「真贋眼力」人間の能力はどれだけ信頼されるのか『真贋』

2021-12-21 07:56:08 | ミステリー小説から見えるもの
真贋眼力、美術品などを鑑定するキュレーターは豊富な経験者だろうか。そんな人材がいない警察捜査にはこの種は難題だろう。骨董品などを扱う業者もまさに熟練と経験が物を言うが、世間の評価価格について、いつも不思議だと思うのは実際誰が初値をつけるのだろうか。その基準は、その理由は!。人間が極める評価は権威者が極めるものが最も「適度」だと思うのだが。
『真贋』今野敏
盗犯を担当する警視庁捜査三課のベテラン刑事・萩尾と、部下の女性刑事・秋穂。窃盗事件の報に臨場した萩尾と秋穂は、その手口から常習犯・ダケ松の仕業と見抜く。しかし、逮捕されたダケ松に面会した萩尾は、供述に疑問を持つ。どうやら弟子がいるらしい……。
国宝の展示される陶磁器展が絡み、本物か偽物か。二転三転する捜査。果たして真犯人は。
ー美術館員のキュレーターの眼力。真贋を判断できる能力次第となるが、その美術館員自身が事件に絡んでいるとすれば解決するのは非常にややこしくなる。
故買屋とは窃盗犯が持ち込む盗品を売り捌く業者。その故買屋がいなければ窃盗犯は一才金に換金できないどころか商売が成り立たないという仕組み
ー窃盗屋が故買屋に仕掛けた大芝居の結末は中々面白いが、奇想天外的な展開がなく中身が薄い。



あなたはこの栄養豊富な食事できますか?

2021-12-20 09:40:38 | 珍しいモノ・商売
@米ニューヨーク市を拠点とするシェフのジョセフ・ユンさんは4年前、芸術プロジェクトとして昆虫の料理を始めた。「おいしくて栄養豊富で持続可能な」食材として、昆虫に目を向けてもらいたいと呼びかけている
世紀の変わる頃には食糧不足でこんな食事も当たり前になるかもしれない。


推理は観点を変えることがヒントとなる『絶叫城殺人事件」

2021-12-20 07:49:23 | ミステリー小説から見えるもの
@この5つの短編推理小説は、ミステリー事件の捜査に犯罪社会学者と犯罪事件等の推理小説家が謎を解いていく。それぞれの観点が違い、そこからの推理はなかなか面白い。「絶叫城殺人事件」通り魔事件での証拠が少ない推察はかなり難しいが連続殺人の繋がり、想定など謎解きプロセスは面白い。
『絶叫城殺人事件』有栖川有栖
「黒鳥亭殺人事件」夫婦のいざこざで夫が妻を殺害し、夫は身投げをした事件。ところが夫の死体が庭の井戸の中で見つかった。何故夫は家に戻ってきたのか。蓄えていた金貨を取りに来たが雪で滑って井戸に落ちた。
「壺中庵殺人事件」密室殺害事件、トリックはいかにして密室から犯人は閂をかけ出たのか、いかにして殺害された死体が空中に浮いていたのか。自殺から他殺に変わった要因は何か。
「月宮殿殺人事件」ホームレスが作った3階建ての煌びやかなアート的違法な建物(ガラクタで作った)が燃やされ主が亡くなった。主は亡くなった妻が好きだったサボテンを鉢に入れて大事にしていた。放火したのは高校生。主を知るお隣は「自分たちは理由もなく辛くあたる者に殴られても文句が言えない。仕返しがしたかった」と言う。
「雪華楼殺人事件」
20代のカップルが家出をして建築中のビルに寝泊まりする。そのビルには前から一人の浮浪者がいた。事件はそのカップルの男が屋上から後頭部を殴られ地上に落ちたという殺人事件。カップルの女は出来事に対する精神異常で話ができない。
「紅雨荘殺人事件」
資産家の妻が自宅で殺害された。その人気で大きな館の別宅では3人の娘・息子が暮らしておりアリバイがある。ところが館の隣に住む元友人、他界した妻の夫と密接な交友関係があり妻とは犬猿の中と分かり、殺害事件の時間帯のアリバイが不明だとわかる。
「絶叫城殺人事件」
通り魔殺人事件、4件の事件は何も若い女性を狙った犯行。だが最後の4人目には今までに違った仕方が疑問に残り、その人間関係をあたると殺された弟の存在が浮上する。


プロの道は厳しい、だが夢がある『キング・リチャード』⭐️4

2021-12-19 07:50:31 | 映画から見える世の中の動き
米国は潜在的な実力を持った人材に、才能を引き出せる人が実力を伸ばせる世界がある。日本では未だにその世界が程遠いように感じる、だから才能を伸ばせないままの「宝の人材」が埋もれている感がある。 この映画のように、子どもの才能をいち早く見抜き、やらせて見る方法は未だ未完成のままのような気がする。 親の責任かもしれない
リチャードの一言「世の中にFREEはない、誰かが払っている、それに気づくことだ」
『キング・リチャード』King Richard
これは実話に基づいた、テニスのスーパースターであるビーナスとセリーナ・ウィリアムズが、父親の「キング・リチャード」リチャード・ウィリアムズ(ウイル・スミス)からの指導を受けてテニスの頂点に立つまでの形跡を追う映画だ。
カリフォルニアの古びたテニスコートでのトレーニング(雨でも晴れでも)で熱狂的な「テニス馬鹿」リチャードはテニスに情熱を持って5人の娘含め子供たちに「楽しく」教え、プロとの練習も経験させプロのコーチにつけていく。だが、黒人社会では拳銃で脅され、迫害され続けたが、リチャードの揺るぎないコミットメントと母親とのバランスとコンビネーションで子どもたちの才能が形作られていく。 最初のチャンピオンシップで敗れはしたがファンの出迎えは感動のシーンだ。
ビーナスは15歳でナイキと13億円との契約する。 姉妹の活躍は感動ものだ。

一枚の写真『ステルス値上げって知ってる?』

2021-12-18 09:46:00 | 一枚の写真
@『ステルス値上げで企業は必死に生き延びようとしているんだ』
価格は従来と同じだけど容量が目減りする事、原因は原材料が値上がっていること、それに競合との差別化という事らしい。 だから、これから全てが一回り小さくこじんまりとした商品が増える、増えているのだ。
(写真提供:Bbmail)


3つの「ない」運動は今の若者の潮流『1秒で元気が湧き出る言葉』

2021-12-18 08:12:13 | 人生を「生かす」には
現代社会にいる若い人との付き合い方を学ぶ良い書籍である。特に「3ない運動(やらない、関わらない、考えない)」はその象徴かも知れない。だが、意欲があり、リスクをとるようなベンチャー起業家には向かない。昔ながらの日本の風潮で「同調主義」が多いがこれからの人々は個性を生かした付き合いと自分に合った仕事(上司・部下・顧客)を選べることにもっとエンジョイしてほしい。
因みに台湾のIT大臣オードリー・タン氏の初期行動は
「ACE(Actionable:即関与、Connected:接触、Extensible:拡張)原則を重視した初期行動 
『1秒で元気が湧き出る言葉』精神科医トミー
ー元気は出すもの(元気が出ないんじゃなくて)
ー自分はラッキーだと思うこと(幸運は舞い込む)
3ない運動(やらない、関わらない、考えない時代)
ー素晴らしいパートとは「不満を伝えられる相手」
ー嫌味、怒り、被害妄想、焦るに効くのは「休み」
努力して乗り越えるのじゃなくて「やることを減らす」
ー自分から「変化」を作り出す工夫をする
ー第一印象は良くしておくほうがお得
世の中には一人でいる人より、一人で居られない人の方が寂しいのです
ー当たり前のことが当たり前に出来る人は優秀な人
他人の記憶は意外と簡単に上書きされる(すぐ忘れる)
ー大事にされる事より大事にする方が大事
ーあまり先を考えない、執着しない、単純に考える
ー大切なものは当たり前と思っていると失われていく
ー結果を気にするから不安になる(過程で得るものがあればいい)
強くなるには鈍感になること(大雑把に 繰り返す)
ー始めたい時に始める、可能性は常に自分が作れると思うこと(縁と可能性)
ー傲慢に振る舞えば敵を作る・謙虚に振る舞えば味方が増える
ー頑固に生きるより、素直に生きる方がお得
ー悩みは真面目に生きている証
ー夢は叶うまでが楽しい
人は「そうらしいよ」という曖昧な情報でも動く
ー厳しい言葉より優しい言葉
ー人は思い出を抱いて生きるもの
ーちょっとの勇気を出せる人って意外と少ない


一枚の写真『これから先が見たいね』

2021-12-17 09:59:10 | 一枚の写真
「アベノマスク」「森友問題」「官僚の改竄」どれもこれも誰も責任がない「無責任」ってどうなのこの国の常識!
8000万枚の在庫費用負担責任 国民の税金を使い、後は知らん顔とは無責任
解決方法は当事者たちに負担させれば万事解決するはず。 それだけ責任という重責を知るべきだ。改竄も誰も罪が無いと思っているのか非常識の官僚に幼稚園でも分かる道徳教育が必要ですね

(写真提供:Bbmail)

「欲」よりチームワーク『RED NOTICE』⭐️4

2021-12-17 07:41:58 | 映画から見える世の中の動き
宝を見つける欲、欲は冒険を更にかき立てる。人の欲には限界がない。貪欲になる人間がさらに欲が出ることは人間の習性かもしれない。映画はコメディーが入った盗賊アクション映画だ。 最後に手に入れるのは宝飾よりチームワークとなる。
『Red Notice』
インターポールのFBIエージェント、ジョン・ハートリー(ドウエイン・ジョンソン)は、世界で指名手配されている芸術泥棒(ライアン・レイノルズ)を追跡する。ところが犯人と間違われジョンが捕まると、途中から立場が変わり、もう一人の盗賊が出没、コメディー+サスペンスアクション映画だ。
マーカス・アントニウスがクレオパトラに贈られたという3つの卵型宝飾、2つは発見(1907年)されていたが残りが博物館に展示された。だが、それは贋作で犯人が盗み逃げ去る。 最後に番狂せがあり宝を手に入れるのは誰!

一枚の写真『こんなところで寝ている場合じゃないでしょう』

2021-12-16 09:53:29 | 一枚の写真
『正当な数値を間違った(不正な数値)に変える!』国土交通省の今回の改竄はまたしても失態・悪態。政府のあらゆる統計数値はどこまで信頼できるのか、管理監督者は何をしているのか。寝ててもハンコを押せる体制(無責任)を直してほしい! 森友事件も結局誰も罰を受けず、国民の税金で補償となった。こんな国の政治家、官僚許せますか?
(写真提供: Bbmail)


たとえ警察官でも欲には勝てない『もう年は取れない』

2021-12-16 07:55:22 | ミステリー小説から見えるもの
連続殺人犯の目的は欲。仕事上得た情報が「大量の金塊」で自分のものになると察した時、欲が出るそれまで平凡で且つ真面目な刑事人生を送っていた人物だったのがその「欲」で業務上の情報と役柄から殺人を犯し変貌する。 人は大金が目の前に積まれると一寸先は読めない。
『幸福とは、その人間の希望と才能にかなった仕事のある状態をさす。不幸とは、働くエネルギーがありながら、無為な状態にあることをさす』ナポレオン・ボナパルト -
『もう歳は取れない』ダニエル・フリードマン
捕虜収容所でユダヤ人の友人からナチスの将校が生きているかもしれないと、臨終の床にある戦友からそう告白された、87歳の元殺人課刑事バック・シャッツ。その将校が金の延べ棒を山ほど持っていたことが知られ、周囲がそれを狙ってどんどん騒がしくなっていき…。
87歳、元殺人課名刑事がナチ収容所の友が死に際につぶやく「ナチの一人が金塊を持って逃亡した」と。その後話しはバックのみならず他にもおり、捜査するこになる。
ー一人はカジノの借金を抱えた教会の管理者、バックの友人の娘の夫がバックに相談し動き始める。ところが何者かに殺害され、さらにイスラエルの難民職員、バックの孫の恋人、同じように次々と殺害されていく。
ーバックと孫は漸く元ナチを見つけ、貸金庫に隠してあった金塊を奪った後、孫の容疑を晴らすために金塊を警官に渡す。ところがその直後、バックは誰かに狙撃され入院。その警官は金塊と容疑者を連れ去り、後日容疑者は亡くなったと証言してきた。
ーバックは入院するが一命を取り戻すが、その時の警官が現れ、全て自分が企んだ殺害で、金塊を横取りしたと告白。バックを消しにきたのだ。

生きていても、死んでも税金『これだけの税金』

2021-12-15 09:34:50 | 珍しいモノ・商売
これだけの税金 (どこかで見つけた面白い税金のあれこれ:シェアーしましょう)でも破産宣告(働かないで)すると「生活保護」で平均以上にお金が貰えるって不思議な日本
働いたら罰金    →所得税・雇用税 
買ったら罰金    →消費税 
売ったら罰金              →販売税・取得税
持ったら罰金    →固定資産税 
住んだら罰金    →住民税 ・県民税・ 市民税
飲んだら罰金    →酒税 
ゴルフしたら罰金  →ゴルフ利用税
吸ったら罰金    →タバコ税 ・タバコ特別税
乗ったら罰金    →自動車税・ガソリン税 ・重量税・通行税・航空燃料税
旅したら罰金   →宿泊税・入湯税・国際観光旅客税・関税
起業したら罰金   →法人税・事業税
保険に入ったら罰金    →社会保険料
死んだら罰金    →相続税 
継いだら罰金    →相続税 
与えたら罰金    →贈与税 
貰ったら罰金    →贈与税 
土地家契約したら罰金 →印紙税・登録税・ 不動産取得税 
若いと罰金     →年金掛金 
老いたら罰金    →介護保険料 
老いたら罰金    →後期高齢者
何にもしなくて   →復興特別税・市民税・健康保険税
税金を払わなかったら →延滞税(滞納金)


理論武装した秀才には往々にして「行動」が出来ない『日本型リーダーはなぜ失敗するのか』

2021-12-15 07:48:07 | 経営・リーダーシップに必要な事
戦時中の「参謀」とは「権限を発令するが一切責任がなかった」とある。現代の政治家、一部官僚の世界がまさにそのまま引き継がれている。「無責任」、日本人に多くあるのは「理論武装した秀才」がいざという時に「行動・実践」が出来ないことだと察する。言葉巧みに「言い回し」できる秀才は多い、だが実際には実務実行欠如なのだ。結果「〜はず」という言葉がよくあるのは戦時中の大本営の姿勢と同じだ。
真のリーダーシップが日本に欠けているのは「何もしないことで失敗もしない」、ハイゼル司令官の言う「日本人は繰り返しが得意」(一度の成功を重視する)、新規提案などは「愚の骨頂」で「出る杭は打たれる」、そのままなのだ
『日本型リーダーはなぜ失敗するのか』半藤一利
リーダー不在が叫ばれて久しい日本。しかし、リーダーシップという言葉のもとは軍事用語。
ー戦国時代の兵法書は「孫子の兵法」と「六韜・三略」(ろくとう・さんりゃく)
    孫子の兵法:大将の大将たる人間は「智・信・仁・勇・巌」
    六韜・三略:大将には5材十過あり(韜とは弓とか剣を入れる袋)
        古代中国の周の国を建てた武王が軍師太公望呂尚に質問した兵法書
        「勇・智・仁・信・忠」
ー明治大正昭和の軍事教育は西欧の「戦争論」(プロセインの軍事学者:クラウゼビッツ)
    「勇気・理性・沈着・意志・忍耐力・感情・強い性格」(攻撃は最大の防御なり)
        零戦も戦艦大和も攻勢防御のみで対空防衛は考えていなかった
ー「参謀」が生まれた理由
    西南戦争と明治の帝国海軍(総大将は戦に疎くても参謀さえしっかりしていれば大丈夫)
    「威厳と人徳を持つ人」である事(秀才だけを集めた集団教育・士官学校)
    「権限発揮せず責任も取らない」東條英機の腰巾着富永恭次中将
    「権限発揮せず責任だけ取らされる」海軍の南雲忠一中将
    「権限発揮して責任取らず」陸軍牟田口兼也
     日本の参謀はトップの司令官が細かく口を出すことを敬遠した、その結果派遣参謀が誕生
    「大本営派遣参謀」とは参謀総長の代理で派遣される参謀=現地の司令官の上司となる
    参謀の教育は戦略、戦術等以外の国際情勢、経理、法学、国際法は無知だった
        太平洋戦争の結果:戦死者160万人の内70%が飢餓での死亡者
        参謀には何ら責任が課されなかった(理由:狼狽えたり、いじけたり発想が阻害)
ー日本の参謀のタイプ
    書記官型:事務方・まとめるのが上手い(陸軍瀬島龍三・満洲赴任・情報の握りつぶし)
    分身型:上司の代理指導型(海軍秋山慎之中将・東郷平八郎連合艦隊)
    独立型:己の信念を通す(陸軍石原莞爾・関東軍満州事変)
    準備指導型:指揮権を行使する(陸軍辻政信・関東軍ノモンハン)
    長期構想型:戦略化タイプ(陸軍永田鉄山・関東軍慮溝橋事件)
    政略担当型:折衝に能力(海軍石川慎吾・三国同盟)
優れた参謀とは
    指揮官の頭脳を補う能力、計画立案、決断、情報収集、分析、助言
    伝達能力、隅々まだ指揮官の指示指導をまとめ伝える能力
    推察能力:将来の推移を察知する能力
戦時からのリーダーの条件(至誠・礼儀・気力・質素)
    決断力(判断力)
    明確な目標を示す(目標・目的の明示)
    焦点に位置する(立場をはっきりさせる)
    情報は確実に捉えよ(情報収集・分析能力)
    規格化された理論に縋るな(臨機応変な対応・予知能力)
    部下には再断言の任務の遂行を求めよ(権限委譲)
ー司令官・トップの言葉
    山本五十六にかけていた事:人見知り癖で口が重い
    ロンメル将軍「人を共通うの目的に団結させる能力と意志であり、人に信頼の念を起こさせる人格の力である」
    ハイゼル太平洋司令官「日本人という奴は一回うまくいくと必ず同じ事を繰り返す」
    陸軍阿南大臣「統率は人格なり」
    海軍井上成美「米国と戦争になったら、どんな戦いをすることになるのか、何で勝つのか、それには何が必要なのか、といったような説明もなければ、計画にも表れていない」(新軍備計画案・戦艦戦争から航空機戦争が反故にされる)
    大和護衛船「雪風」寺内艦長「速やかに行動を起こされたし」
    「飛龍」艦長山口多聞我、今より航空戦の指揮を執る」
    硫黄島陸軍栗林忠道中将「たとえ草を食み、土を頬張り、野に伏するとも断じて戦うところ死中自ずから活あるを信じています。事ここに至っては一人百人殺、これ以外にありません。本職は諸君らの忠誠を信じている。」
        硫黄島:戦死者数日本軍20,129名、米軍25,851名
    東條英機「自分は2つの間違いをした。1つは南方占領地区の資源を急速に戦力化し得ると思ったこと。その2は、日本は負けるかもしれないと想いも及ばなかったことだ」
        帝国か陸海軍の「あるはずだ」「あろうはずがない」=「はず」が多かった事
現代のリーダー能力 
    アイデア
    先見の明
    ファイトとスタミナ
    人間的な魅力
    信用
    本田宗一郎の言葉「日本人はこうやると良いという理屈だけ知っていて実行しない。その点米国人は違う、すぐ実行に移す」「古い伝統と歴史を持つ会社は必ず伝統を大事にする。しかし大事にしすぎると古い観念と技術が温存され、退歩するばかりとなる。昔の枠を外さぬとパイオニア的仕事は出来ぬ」

2021年世界最低の経済成長率の日本、2022年も低迷すると世界が予測

2021-12-14 09:33:11 | 世界の動きから見えるもの
2022年の日本の経済、世界は引き続き「日本は低迷」と予測今年が世界最低ラインだったのはやはり「政治家の力量不足」だろうか。理由は、これだけコロナで死亡数、感染数を抑えたにもかかわらず経済成長数値が伸びていないからだ
添付はIMFが予測する経済成長率だが、日本は後ろから数えた方が早い。




「言ったもの勝ち」が世の常識『青竹』

2021-12-14 07:48:56 | 人生を「生かす」には
@「青竹」無口で恩賞も縁談も否定する哀れな男。日本人に多いのは「何も言わない」「何もしない、言われるまま」の人も多い、だが、悪い時にはそれが怨念となり一生記憶に残ってしまう。現代は、「言うことはその時言わないと損を見る」が当てはまる時代になっているとつくづく思う。それは深層心理を読む人が少なく「言ったもの勝ち」世界が今の世の中の常識になっている気がする
『山本周五郎作品集32』山本周五郎
「失蝶記」
時勢は王政復興だ、佐幕だの世の中が一変する中で侍同士の信頼がある時崩れ、それを打ち砕こうと罠を仕掛けた輩がいた。筆頭として若い侍たちを引導していた一人が大砲の誤爆で耳が聞こえなくなり、前線を離れることになる。さらに裏切り者だと言われた男を斬ることにしたが、その仲間に裏ぎられ親友を斬る羽目に落とし込まれる。 (悔いても悔やまれる仲間割れ)
「青竹」
嫁を取らない「鈍根」の武将がいた。戦いで軍功を得て、上役の娘を嫁にと言われたが「位が違う」からと断り続けた。ある戦いで部下を死滅させ、退去命令を破ったことで罪を被った。だが、それは味方の突破口を切り開いたことで評判になり罪を免れ昇格。改めて上役が嫁の話をした時、あの時の嫁の話を悔やんだが、実はその数年後亡くなっていた。そしてその武将は「その娘のたった一言の声」を希望に供養したいと申し出た。(無口で縁を無くした哀れな人生
「夕靄の中」
契りを結んだ娘がヤクザの嫁になると聞き、気質となった男がヤクザの男を殺す為に江戸に入ると後ろから誰かがつけてきた。巻くため、花屋で花を買い、墓場に行くと真新しい若い娘の墓に花を添えた。するとその場にその母親がおり、娘が何もしないまま仏になったことを悔やみ事を言うと、その気質の男が母の気持ちを気遣い、その娘と契りを結んでいた事を言い出すと母親は嬉しがった。やがて後ろからつけてきた岡っ引が男を捕らえたが、母親が人違いだと言い命拾いをする。(喜ぶ人のため嘘が生きる)