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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

エイリアン:スカイコマンド

2017-10-19 15:43:28 | 洋画未公開
あいもかわらず、アルバトロスからDVDリリースされた悪名高き
って私は好きなんですよアサイラムのパクリ感が確実にずれてるわりには
チープなオリジナリティーな作品を作る能力が・・・

でこの映画の原題は「Alien Convergence」、明らかに「エイリアン:コヴェナント」に便乗して作った感が見え見えでしょ
でも中身は本家に全く寄せてないSFアクションですが、ちゃんとエイリアンが登場しますよ
それも三匹に幼虫までも
ただエイリアンと言うか、空中を飛来するドラゴンと言った方が正しいみたいな

三つの隕石が宇宙からそれぞれ米本土の変電所、製油所、原子力発電所に落下し
そこから現れるのは四足で翼をはためかして空を飛び、口から火を吐くドラゴン
いわゆる“エイリアン”というよりはどこか怪獣映画に近い造形

そのドラゴンに対抗するのは、何と全員が身体障害者って云うのが新しい
というか、この映画のウリになってるようで・・・
戦闘で体に重い障害を負った退役軍人たちを集めて
極秘裏に彼らの脳波で直接ドローンを操縦するという実験が砂漠で行われ、
エイリアンの攻撃によって遂に彼らの脳波によるドローン攻撃が実行に移されるが
ドローンはエイリアンドラゴンには太刀打ち不可能でしかなかった

その脳波でドローンを操縦する極秘チームのリーダーであるヒロイン
彼女は一人五体満足なんですが、役の設定が元ブルーエンジェルス唯一の女性パイロット
ただ墜落の障害で飛行中麻痺が起きちゃうということで実機での飛行ができないトラウマヒロイン
でこのヒロイン演じてるキャロライン・イヴァリという新人女優さんが、
アサイラム作品には珍しいほどの美形でして

最終的には彼女が、これまた飛行機事故で車椅子生活の天文学者である父親と
日系片腕パイロットの三人で協力して
実機戦闘機に乗っかってモンスターに立ち向かうという展開

こんな感じで、アサイラムにしては結構面白い作品
なんだけど最初に隕石が落ちたのが変電所、製油所、原子力発電所と言った重要拠点と言った説明もないまま進むし
一番ダメダメなのが、肝心のエイリアンのデザインというか
どこからみても羽の生えた4本足のドラゴンでしかないし
その幼虫はこれまたなんの変徹もないヤゴのでかいヤツ
さらに映画的な省略法で、三匹が合体して人間に対抗すると云うから
一匹倒したらそれでお仕舞いなんと云うショボさがアサイラムの製作費の無さなのかなぁ

2017年製作、アメリカ映画
ロブ・パラティーナ監督作品
出演:キャロライン・イヴァリ、スティーブ・ブラウン、セドリック・ジョナサン、マイケル・マーセル、ミショーネ・フェイギン
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おじいちゃんはデブゴン

2017-10-19 02:31:24 | アジア映画
なんちゅう邦題やねん、確かに"デブゴン"云うたらサモ・ハン・キンポーに違いありゃしませんが
"デブゴン"を冠してるわりにはコメディじゃなかったし
爺さん主演と言うことで時代を反映してか、主人公は初期認知症の独り暮らしだし
もうこれだけで自分の将来を見させられてるようですが・・・
自転車とかスキーとか若いときに体得してるスキルは認知症でも体が覚えていて反応しちゃうのも理屈では理解できるけど
私には自転車乗れてもカンフーはできないし
ある意味憂鬱になってしまうようなシノップスにしないで欲しかった

孤独な老人が心を通わせる少女を助けるというか、彼女の父親の敵討ちをしちゃうお話だったんですね
その少女の父親になんと、アンディ・ラウ
彼には珍しいチンピラと言うか、ギャンブル中毒のオッサン
そんなオッサンですが、ロシアのウラジオストクのホテルでの追っかけアクションはさすがです
でもギャングに呆気なく殺されてしまう
ま、この人はカンフーキャラでのアクションスターじゃないんでねぇ
カンフーアクションスターといったら、公安警官でユンピョウがちらっとサモ・ハンとからんでくれていました

サモ・ハン久々の主演・監督作品と言うことで花を添えてのご出演何でしょうけども
h
ハリウッド映画だと多分にノンクレジットのカメオ出演になるんでしょうけども
そこいらがお国柄の違いなのかな
ツイ・ハークも駅にいる手持ち無沙汰な老人でしたねぇ

で、肝心のサモ・ハンのカンフーアクションですが、どこか省エネと言うか、
あのセガールオッサン的に上半身だけの骨折技でしたが
初期デブゴンはあの重量で翔んで跳ねてがウリだったんですが
さすがにお年には勝てない
スタント使おうにもあの体躯の代用はいませんし・・・

広東語のクレジットでは"洪金寳"となっていましたが
一緒についてきてる英語では"sammo hung"と"金寳"がどこにいってしまったのか
も一つわかんないのは、なんでこの映画がR指定だったのかなぁ
エロくもグロくもなかったんだけど・・・映倫さんの基準がまるっきりわかんねぇ

2016年、香港・中国映画
サモ・ハン出演・アクション監督・監督作品
出演:ジャクリーン・チャン、アンディ・ラウ、フォン・ジャーイー、リー・キンキン、チュウ・ユーチェン、ユン・ピョウ、ユン・チウ、ツイ・ハーク
コメント (2)
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