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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

韓国に嫁いだ女

2017-10-29 20:23:04 | 韓国映画
台風襲来で未見のDVDの山から探して来ましたが
もう2年も前の作品になってしまうのねぇ

日本のAV(この時点で七海ななさんAV業界引退されてますが)女優が韓国に上陸し、あちらのスタッフさんキャストで撮影した映画というかOVの第三弾になりますでしょうか
城定秀夫監督が「マッドムービー」に引き続いて、ってどっちが先で後かはわかりませんが
城定秀夫名義で撮ったエロティックドラマですので撮影は数日の余裕があったようですね
そして94分という城定監督にしてはかなりな長尺の作品でしたが

前作「マッドムービー」は吉沢明歩・希志あいのW主演のエロチックホラー映画でしたが
今回のヒロインは元AV女優で今や演技派として重宝されてる七海ななさん
日本人の共演はエロ専門で現役のAV女優の伊東紅さん、男優陣は中村英児、そして城定監督常連の吉岡睦雄
更に日本人スタッフとしては貝原クリス亮が脚本に絡んでいますので現地に遠征してるかもですね

“女優”?だった過去を捨て、韓国のひなびた農村に嫁いだ日本人女性、由美。
そんな彼女の発案で、村おこしの為に呼び込んだ日本の“映画”撮影隊だったが、
監督の中島が由美の過去を知っていて
そうヒロインの由美は日本で"女優"だったと言っても"AV女優"、日本の撮影隊もAVのスタッフだった!という展開で

普通だったら日本のAV隊は由美の秘密をバラすからということで、彼女の体を要求し
って展開ですよね、撮影隊の監督が吉岡睦夫じゃ当然の展開になってあったり前なプロットなのですが
この映画そんなシビアな話にはならないんですよ

由美の過去を何も知らない夫に隠しておきたいヒロインと、
本編映画のフリをしてAVの撮影を済ませたい監督の思惑が一致し
実にいい感じで映画撮影は進行していくんですよ

韓国人の夫が大の映画好きで、二人の出逢いは映画館
かかってる映画がなんと「荒野の決闘」ですので
城定監督の今作の音楽は「愛しのクレメンタイン」
でコレがまたいい感じに使われてる
「荒野の決闘」の映像も使われてるのですが50年経過ですので版権使用料は喪失してるのかな

これはもう日本特有のエロチックOVではなくて城定監督のメルヘン映画
そんな情緒を助けてるのが素人なのか本職なのかは不明ですが韓国俳優が演じる
個性豊かな村人たちが醸し出す空気感が実に良い作品でした。
彼らを描くだけで本当はエロチックシーンが要らなかった気もする

単なるエロ要員と思われた伊東紅にまで素敵で細かい配慮を演出してましたし
スチルの写真撮影で始まり写真撮影で終わると言うシンメトリーっていいよね
それにしても90歳の村長があんなに日本のAVを集めていたとはねぇ

そう韓国では納豆を食べるんですね、こないだTVの情報番組で見ましたが
なんと日本製のオカメ納豆が売れてるようで
現在では韓国人は日本人より納豆を食してるようですよ

2015年製作、韓国映画(日本未公開)
城定秀夫脚本・監督作品、貝原クリス亮協同脚本
出演:七海なな、チャン・デユン、伊東紅、ファン・ジフ、吉岡睦雄、中村英児
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続・女の警察

2017-10-29 16:01:42 | 邦画
関東は二週連続での台風襲来、更に悪いことに三週連続での雨天と言う
先週は夜分に2回避難勧告のエリアメールが選挙戦の結果を見てるときに
スマホとタブレットの両方で鳴るのは心臓によくないけど
避難勧告出しながら多摩川が氾濫しなくてよかったなぁ

昨夜につづいて「女の警察」第二弾「続・女の警察」の視聴
「女の警察」シリーズは未ソフト化作品ですのでCS・BSでのOAで見るしかない

そんな貴重なチャンスでの前作では梶芽以子(当時 太田雅子)さんのオッパイに
びっくりして殆ど内容には触れてませんでしたが
梶山季之さんの原作らしく
銀座の夜の世界を舞台にしながらも、西日本新幹線の用地買収に絡む
政界、財界、官僚そして右翼の大物という巨悪に挑んでいた映画でしたが

今度は銀座の土地を巡って旭アニキが過去に恋人を亡くし、
その事件が銀座の土地売買にせまるヤクザの嫌がらせと結び付く話で
立場上女たちや町の秩序を守るというある意味自分の敵討ち的な内容
まさに映画のスケールが完全にしぼんでいってましたし

前作旭アニキに殆どアクションさせていませんでしたのが
評判悪かったんでしょうか
今作ではカタルシスとしてラストに親分との死闘まで
旭アニキのアクションが
たっぷりと用意されており、社会派映画から、
お色気ヤクザ映画のシノップスでした

そんな脚本を中西隆三が書き、
今回も早撮りの江崎実生さんがメガフォンを・・・
早々に死んでしまう(と言うか殺された)恋人に丘みつ子さん
その姉に小山明子さんと言う布陣
更に前作では敵側だった藤竜也と郷鍈治が味方として加わる

おっぱいこそ誰もだしませんけど、
またまた牧紀子さんとベッドシーンを・・・
しかし、このシーンは前作の使い回しでしたねぇ
もう一人もう主題歌になってしまっていました「酒場人形」を歌う青江三奈さん

そしてラスト日本刀での立ち回りと言うことなのか戸上城太郎さんがやくざの親分でしたけども
この作品シリーズにするのは良いけど
なんか原作のもっている社会派な裏テーマが消えていってしまったのが何とも残念というか

1969年製作、日本映画、日活作品
江崎実生監督作品
出演:小林旭、小山明子、牧紀子、丘みつ子、藤竜也、小山ルミ、郷鍈治、山田禅二、戸上城太郎
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女の警察

2017-10-29 04:27:11 | 邦画
月末はレンタル&セルにしても殆どリリースされないので
未見の録画Blu-rayやDVDの山から探して来るのですが
その殆どが日本の映画ばっかですねぇ
↓のジャパニーズ中途半端ホラーも8月だか9月に購入して熟成させていたようですが
前後篇の2本になると必ずしも一緒になっていなくてけっこう2本ともをさはすのには時間を要する
んだけど録画だもんだからこの映画正続編とも2本一緒になっていた

どうやらBSの日本映画専門チャンネルで12年に録画していたようですが
ようやっと陽の目をみたような・・・
1968年製作の日活の「女の警察」シリーズ4本製作され、梶山季之原作ですので
硬い社会派の事件と軟らかい夜の蝶のせかいかんを融和させててた人ので
お客に気があったのか
その後女から「ネオン警察」に換わって数本作られたようですね
しかし、日活はこのシリーズビデオにもDVDにもしてないんだよね

ということで初見ではないですけど・・・そうなんです梶芽衣子さんのおっぱいで見た記憶はあるけれど詳しい話も梶さんのおっぱいのデティールももう忘れている
梶山季之さん原作の所謂銀座夜の蝶の生態を描いた風俗映画って言う漠然とした記憶しかないんだよね

夜の蝶を取り仕切る主人公に、当時31歳で油が乗って来はじめた頃の小林旭さん
ま、彼のワンマン映画でしかないのですけど
彼を取り巻く女優陣には十朱幸代、牧紀子、槇杏子そして太田雅子時代の梶芽以子さん

梶さん開巻間近で一瞬ですけどヌードに
突然というか、ヌードになってもおっぱい正面からさらすとは思っていなかった
江崎実生監督グッジョブ(笑

太田雅子さんは当時の出演料はこんなふうにハダカになってもならなくても、さらに台詞がないようなワンカット出演でも一律1本10万円ポッキリだったってタブロイド夕刊紙の自伝で書いていらっしゃいましたが・・・
牧さんのハダカはボディダブルです。

十朱幸代さんは同じ画面とか、シーンでの絡みはないですけど、お父上の十朱久雄さんと共演ですか、お珍しい

共演と言えば歌手の青江三奈さんもホステスさんの役で
主題歌の「酒場人形」もオープニングクレジットと劇中で・・・
作詞山口洋子、作曲猪俣公章、歌手青江三奈の楽曲はどっから見てもじゃないや、聞いても"演歌"じゃないのね
所謂昭和の歌謡曲なんだなァ、そしてこのお水の世界で生きてきてる山口洋子さんの歌詞が沁みるんだよね
さらに劇中では作詞家山口洋子さんも劇中でホステスとして
原作の梶山さんと作家の山口瞳さんを接待していましたね
梶山さんの作品だけあって交通事故に見せかけるトリックはすばらしかった

梶さんのおっぱいが儲けものだけの映画でしたが
未ソフト化の映画なので、旧作の新規リリースはロマンポルノだけじゃなく
こういう作品もリリースしてほしいものです

1968年製作、日本映画、日活作品
江崎実生監督作品
出演:小林旭、小高雄二、十朱幸代、牧紀子、槇杏子、内田朝雄、木島一郎、郷鍈治、太田雅子、十朱久雄
コメント (2)
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