東映チャンネルで毎月一本新作をOAしていってる「警視庁物語」シリーズ
もう10作品目になるんですね。
前作「警視庁物語 顔のない女 」
ではシリーズ中なんと尺が80分以上あって、さらに佐久間良子さんとかも出演されて他ことから、シスタームービーの地位から躍進したのかと思ってましたが
この作品、再び60分というシスタームービー人間戻ってきちゃったようですね
刑事さんは南廣とか花沢徳栄さんとか須藤健さんとか
顔ぶれも前作同様のキャスティング人間統一されてきてましたねぇ
夜明けの町をパトロール中のパトカー108号車警視庁から
“工場から200箱のトランジスタ・ラジオが30分前に盗まれた”と通報が入る
そんな108号車の警官は路肩に停止している不審な小型トラックを発見し、補助席の石川警官がパトカーを降りて近づくと、トラックは警官をステップに乗せたまま急発進した。慌てて108号車の警官は切り返してトラックを追うも銃声一発
そんな108号車の警官は路肩に停止している不審な小型トラックを発見し、補助席の石川警官がパトカーを降りて近づくと、トラックは警官をステップに乗せたまま急発進した。慌てて108号車の警官は切り返してトラックを追うも銃声一発
先の道路に石川警官が振り落とされて横たわっており心臓から血を流していた
いわゆる銃の国アメリカではコード999ですねぇ
運転警官に関山耕司さんでしたね
至急報を警視庁に入れて石川警官を病院に運ぶものの石川警官は殉死
トラックのナンバーを手がかりに警視庁捜査一課の刑事たちに非常徴集がかかる
いや1939年って昭和34年ですからねぇ
各地域の箱詰め警官が警視庁から電話を受けて、各捜一刑事の家に事件発生を告げにいくんですね
この当時捜一課長や次長の家庭にも電話が無かったようですね
電電公社時代で電話加入には債権購入しないと家に電話引けない時代でしたから
家電はお金持ちでないと持てない時代
刑事も一般サラリーマン同様薄給で家電ひけてなかったんですね
いや社会勉強になるなぁ、昭和の映画は・・・
ポスタータイトルは「警視庁物語 一〇八号車」だが、映画のクレジットは「警視庁物語 108号車」
ポスタータイトルは「警視庁物語 一〇八号車」だが、映画のクレジットは「警視庁物語 108号車」
どうしてこうなったのかわかんないんですが・・・
そして監督は村山新治と若林栄二郎の共同
そして監督は村山新治と若林栄二郎の共同
これまたどうして共同になったか詳しいことはわかんないけどこの時代にはよくあったようですね二人監督作品
54分の作品なのにねぇ共同監督作品とは・・・
このシリーズでは初めて警官の殉職を取り上げた作品
このシリーズでは初めて警官の殉職を取り上げた作品
って事で帳場の張り紙も”殉職警察官捜査本部“
作品としてはいつものように足を使った捜査から一転
作品としてはいつものように足を使った捜査から一転
関山耕二がトラックナンバー覚えていたことから足は持ち主と
それを売った中古モーターズに聞き込みに行くくらいで
あとはナンバーと売った時の相手の偽名から
自動車試験場で運転免許台帳を調査したり、
検察庁で交通違反と警視庁でスピード違反検挙台帳の調書を総出で調べたりと
いつもながらの地道な捜査をドキュメンタリー調で描いていくんですね
書類調査の映像が延々と描かれるためか今作では絵の動きがほとんど固定されてて
映画自体のテンポに欠け、やや地味な作品でしたがこれもまた警察捜査の一環をしっかりと見せてくれていましたねぇ
したがってまるっきり女優さんの出演梨
知りませんでした、殉職した警視庁及び東京消防庁職員の慰霊を祀る弥生廟っていうのがあるんですね
しっかりと殉職警官の遺骨のは一部を埋葬されてるようですね
現在丸の内公園内にある弥生慰霊堂がそれで
犯人逮捕したのち捜査官7人が犯人逮捕の報告するラストシーンはさすがに心に沁みる。
そこいらもと警察官だった長谷川公之さんの作品ですね
1959年製作、日本映画、東映作品
長谷川公之脚本、村山新治、若林栄二郎共同監督作品
出演 | : | 堀雄二、南広、神田隆、須藤健、山本麟一、曽根晴美、松本克平、佐原広二、 花澤徳衛、関山耕司、東野英治郞、清村耕次 |