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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

日本統一30

2021-07-04 23:21:31 | NET配信映画
「日本統一」シリーズに関してのブログアップは、日本映画専門チャンネルの“日本統一劇場”のOAに合わせておりますので
4月のがOAから少し間が空きましたが、この7月に二作品のOAが予定されておりますが、ひょっとしたらチャンネルNECOの方でのOAに追い抜かれてしまうかもしれません・・・
いつか交代していくかもでNECOに変わっていくかもしれませんが?
一応7月3日の深夜枠でOAされましたので・・・
 
さて久々に日本映画専門チャンネルでのOAはちょうどライツキューブからリリースされてる「日本統一 エピソード集Ⅴ リモート会議 」に合わせたかのように
前作「日本統一29 」で名古屋抗争を終結させ、その立ち位置から侠和会と丸神会との狭間で悩みついに藤代先代の実子である氷室蓮司と兄弟分である俠和会会長川谷との関係から丸神を脱会し、俠和会に加入した棟方が
突然神戸のホテルで自死した事により、
彼のシマであった横浜を巡る侠和会と丸神会の動向が描かれていきます
 
棟方は死ぬ間際に侠和会入りしたため、侠和会側は棟方の藤代組は、侠和会の傘下と考えていますが、
丸神会にとっては藤代組は元々丸神会の傘下であり、それを許すと横浜に藤代組というおっきなシマだけでなく、関東に侠和会の足がかりを作ってしまうことになると考えています。
結果的にはこれが俠和会の日本統一への足掛かりとなるため
鶴見は全力をあげて阻止に回る
 
一方鶴見が棟方の死体発見者ということで氷室は鶴見が棟方を殺したのではと
ことあることに鶴見に敵愾心を剥き出しにしていくのである
そして頭に血が登ってる氷室は、我を忘れてると田村に熱を覚まされる始末に・・・
そして藤代組組員たちはそんな棟方が丸神を脱会し、俠和会傘下に入ったことさえ知らされていなく・・・
 
若頭を筆頭に丸神?俠和会?と右往左往するだけの組員たち
そこに付け入る横浜の華僑のボス
と見てるこっちには藤代組のシマ横浜をめぐってなんと三つ巴の抗争になっているんですがこれは氷室にもまだわかっていない現実
 
俠和会は棟方の遺体引き取りにきた藤代の若頭を拉致して無理やり川谷から盃を下げてしまう暴挙に
そうです藤代組がもうなんていうか子分たちがまったくだらしない
こんな藤代組はいらないっていうような連中、棟方組長が一人でまとめていたようですね、
 
せっかく俠和会の盃を受けた若頭はどさくさに紛れて中国華僑に射殺されて
さらになんとこんな大事な時に秋本は病死してしまうし若宮は秋本の死を契機になんと足を洗って引退しちゃうんですね
藤代の四代目となる若頭の死はもう引き止める人物も居なくなって俠和会と丸神はついに抗争へつき進んでいくのか・・・

藤代組の体たらくは、全く意外でした
さらに意外なのは若宮の引退
これで丸神との橋渡しな存在がなくなり
いよいよ全面抗争に発展してもおかしくないんですよね
 
2018年製作、日本Vシネマ、スターコーポレーション21作品
辻裕之監督作品
出演:本宮泰風、山口祥行、小沢仁志、飛鳥凛、北代高士、大沢樹生、菅田俊、樋口隆則、小柳心、館昌美、小手山雅、若旦那
 
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KCIA 南山の部長たち

2021-07-04 17:12:21 | 韓国映画
今月リリースの韓国映画は、先に見た「藁にもすがる獣たち」と、傾向はまったく違うポリティカルな内容のこの、イ・ビョンホン主演のKCIA映画の日本が目玉ですね。
一応事実を基にしているが、この映画はフィクションということを前面に出しているために登場する人物は一応仮名に置き換えられているものの
1961年の軍事クーデターで国家再建最高会議議長に就任し、1963年から1979年まで大統領(第5代から第9代)を務めた朴正煕(パク・チョンヒ)の暗殺までの1979年10月26日までの40日間を、犯人である当時KCIA長官の金載圭(キム ・ジェギュ)の目を通して語られる作品。
 
朴正煕と言えば”漢江の奇跡“で、一応韓国を経済大国にまで押し上げた大統領になってるけど、日本から相当資金を拠出させてるし
前韓国大統領だった朴槿恵の実父でもある
親子二代で大統領を務めるものの、親は暗殺され、娘は任期途中で逮捕され、今でも刑務所って言うから
っていうか韓国の大統領って何故か5年の任期を終えると不審死とか犯罪者になってしまうよね
 
映画では朴正煕と金載圭は自分たちが政権奪取した時のことを“革命”と言っていますが、
軍事政権下で軍人が政権奪取するんだから正確にはやっぱクーデターですよね
韓国の軍事政権はこの朴正煕の死後も全斗煥に軍事政権が受け継がれ
軍事政権から民主政権に移行するのは1987年まで待たねばならないんですよね
韓国の民主化はわずか30年の歴史しかないんですね
 
さてお話はイ・ビョンホン演じるKCIA局長キムが1979年10月26日、大統領を射殺するに至る40日間を描いていきますが
大統領に次ぐ強大な権力と情報を握っていたとも言われるKCIAのトップがなぜに
大統領を殺さねばならなかったのかを克明に描いていくんですね
元凶は元KCIA部長パク・ヨンガクが亡命先であるアメリカの下院での議会聴聞会で、韓国大統領の腐敗を告発する証言を行ったことに端を発し
激怒した朴大統領に事態の収拾を命じられたキム部長は、アメリカに渡り、かつての友人でもある裏切り者ヨンガクに接触するところから始まります
 
前半キム局長の大統領との間柄に警護主任の権力志向が挟まって
権力闘争の様相も挟みながら大統領を殺さねばならなくなっていく、キム局長の愛国心と 野心との葛藤を物静かに語っていく実に静かな作品でした
 そういった演技をさせたらイ・ビョンホンは見事に演じていましたねぇ
 
大統領を撃ち、警護主任を撃ち、銃が弾詰まりする描写とか結構スリリングな暗殺クライマックスでした
大統領の公邸にホステスを呼び入れたりするんですね、そこで政権運営とか人事とか政のお話してて漏れないんでしょうか?
撃ち殺した相手の血糊で滑るとことかがリアルでしたが
偶然の産物だったのか演技だったのか、この転倒ぶりが実に見事なリアリズム感を醸していたんですよね
 
こういう映画を撮らせる韓国の社会も映画界も羨ましいよね
 
2018年製作、韓国映画(日本公開作品)
ウ・ミンホ脚本・監督作品
出演:イ・ビョンホン、イ・ソンミン、クァク・ドウォン、イ・ヒジュン、キム・ソジン、ソ・ヒョヌ、ジ・ヒョンジュン、パク・ソングン、パク・チイル、チュ・ソクテ
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