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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

エッチな金魚姫 海に恋して

2024-02-04 20:08:17 | ピンク映画
今月はちょっと早目っていうか暦の上では本日4日のAM0:10から、番組編成上では3日の日本映画専門チャンネルの深夜枠でOAされた
日本映画専門チャンネル恒例企画番組<おとなの桃色シネマ白書>の2月分の放送作品の一本
今や熟女の深情けではありませんが、いろんな作品で熟女女優さんとしてその存在感を脇役として遺憾なく発揮されてる里見瑶子さんが、20年以上も前のお若くて清楚な肢体を晒してくれる主演作「エッチな金魚姫 海に恋して」という作品
これはR -15版のTVOA用のタイトルで
2000年のピンク映画劇場公開時の初演R -18版では「痴漢家政婦 すけべなエプロン」というタイトルで
 
いやはや里見さんがなんと金魚版“鶴の恩返し”で金魚が命を助けられ
夫婦仲、親子関係がこわれかけたある一家の家族の絆を取り戻させるというお話
ある日仕事帰りに夫康司が一匹の金魚を買って帰ってきた。一人娘の夕希子は大学受験の当人なのだが部屋で家庭教師とH三昧で受験勉強はそっちのけ
そう大学には行きたくなくイタリアンのシェフになりたいが両親に黙っている
 
康司は仕事人間で家庭と娘のことは妻の恵美に任せっきりなのはまだいいとして
仕事のしすぎで今や勃起不全に陥ってて妻を満足させられない
そんななかで金魚にかまけてる夫に向けた憎悪が金魚に向くのは当然ですが
そんな妻よりも金魚を咄嗟に救ったことで妻は家出してしまう。
そんな川中家に突然自称ホームヘルパーの出海がやってきて・・・
 
妻の代わりに家事一般から康司への夜のサービス
さらに娘の進路指導と何から何まで
そんな中娘の家庭教師との偶然の出会いで肉体の飢えを満たした妻が夫と出海との関係に黙っておられず・・・
 
先に書いたように鶴の恩返しならぬ金魚ので恩返しというファンタジーを書いたのは夫康司を演じたかわさきひろゆき氏の奥さんの川崎りぼんさん
監督はベテラン深町章で手堅くまとめた作品でした。
金魚の精ということで里見さんは真っ赤な衣装でしたねぇ
 
しかし淡水魚の金魚を海に返してやるっていうのはいかがなものかっていうのは未だに引っかかってる
 
切り口の違う記事はコチラ
 
2000年製作、日本ピンク映画、新東宝作品
深町章監督作品
出演:里見瑶子、佐々木麻由子、河村栞、入江浩治、かわさきひろゆき
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震える家族

2024-02-04 05:05:57 | 韓国映画
今月もひょっとしたら“第二回勝手に「韓国映画祭り」”が出来るかもしれないかな?っていうくらい
今月2日には韓国映画が3本もリリースされましたけど・・・

そんな中で今月最初に選んだ韓国映画は定表のあるKホラー映画。Kホラーと言う割には全く怖くない作品でしたってのも惹句にあるようにホラーミステリー作品です。従ってこれは持論ですけどもJホラーのように驚かそうって言う意図が全くない作品ですから、観客を怖がらせようと意図した作りになってなくて、そうですねナンデ?っていうミステリー要素の方が多めの作品でした。
 
長男を事故で亡くし、施設から視覚に障害を持った男の子を養子として施設から引き取った村の教会の牧師夫婦
なんと養子を迎える以前に実子として二男ニ女がおり、その長男が水難事故で死んだから養子を迎えようという六人家族のなかで起きる恐怖ミステリー作品
ホラーちゅうよりもミステリー、ミステリーちゅうよりどちらかと言ったらオカルトっぽい作風だったかな

施設から引き取ったイサクと言う新たな6人目の家族を迎えて物語は始まって行くけれど、視力がほとんどないイサクにはなぜか6人家族ではなく7人目にあたる誰かが見えない目に見えていて
このもう1人は誰??
そうなんですイサクをもらい受けるきっかけとなったこの家の池で事故死した長男だったんですが、イサク以外には誰も見えないゴーストな訳で
映画自体も彼の姿をはっきりと見せずに動いていくんですね
そこいらは製作側の映像的な意図でして
 
まぁそう言うことで序盤からある意味韓国映画的の強い作風で進行していくうちに、見てるこっちは長女に違和感を覚えつつ、イサクを除く三人の子供たちに目がむいて進行していくんですが
実はもう一人村の若者ですからこの神父さんの教区の若者でしょう
父親と日曜ミサに出席してるんですが、実はその息子さんにもこの家のもう一人の誰かさんが見えていて
 
まぁ画面がちょっと暗いのがこの映画の欠点ですが、恐怖を煽るよりもミステリアスな雰囲気に拘ったって言う方が正しいのかも
この青年、池の畔で母親に声をかけてきたり、イサクは君には見えてるとか、意味深なことをさらに意味深に持っていく始末
もう何だか出てくるやつみんな病んでるって感じ・・・

映画の進行に連れて徐々にこの神父一家の家族、そう特に子供の長女の本当の姿がみえてくると、誰が長男を事故に見せかけて殺したのって言うようになっていくものの
イサクは死んだ長男と同化して彼の代弁者として母親に言葉を伝えるだけで何も死の真相は語らないものの
子供は天使に見えてその実は悪魔であるって言う映画なわけで
さらに母親までもが・・・
 
ただただ神父の父親は何もできないという有様の中で一つの真相があきらかにされた時に母親がとった行動は・・・
 
私はこう言ったオチは好きな作品ではありますが、このオチを見た普通に生きてる人にとってはある意味胸クソな作品に受け止められるんだろうな
とだけ言っておきます。
 
2022年製作、韓国映画(日本公開作品)
キム・ジニョン監督作品
出演:パク・ヒョジュ、キム・ミンジェ、チャ・ソヌ
コメント (2)
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