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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

SEX配達人 おんな届けます

2024-02-12 20:08:03 | ピンク映画
日本映画専門チャンネルの恒例企画番組“おとなの桃色シネマ白書”の2本目です。
タイトルに関してはピンク映画ですから初演ので時はこのタイトルでして
ヒロインので同棲してる男の子職業をまんまタイトルに持ってきてるだけでして
ある意味客寄せ的に煽情的にはなってるものの
ピンク映画の常でして
再映再映とされていくと「宙ぶらりん」となり、DVDタイトルではなんと逆にヒロインのでゆきさんにフォーカスした「弁当屋の人妻 もう一品、私はいかがでか?」となっているようですが
 
ピンク映画と言うよりかある意味で一般映画としても通用するような作品
そうシノプシスにしても、メインディッシュである濡れ場に関してもピンク映画って言う言えないほどので作品でして
ある意味物語のでプロットとしての必要最小限として濡れ場が存在していたって言ってもいいくらいピンク映画としてはウリであるところのエロとしては物足りない
 
そうなんです、今は弁当屋だアルバイトするヒロインは昔ホテトルのでフーゾク嬢であったものの
その脚となっていた運転手といい仲になり足を洗って今は同棲中
二人ともアラサーになってきておりヒロインは人間として地に脚のついた生活をして求めて彼に結婚を切り出すものの
彼は煮え切らない
そんなヒロインに毎日三時にイカフライ弁当を買いに来る青年に“結婚してください”って求婚されて戸惑うものの
一応彼とデートをして断る
 
一方運転手の彼は送迎の新人ホテトル城日本ゾッコンだ給料貢いで自分が客になりいい感じと思うものの
そこは割り切りホテトル嬢
ところが失恋したイカフライ弁当男の客となったものの将来の安定を見極めてイカフライ弁当男と一緒になろうとする
 
三時にイカフライ弁当二つ買いに来た男はなんとふっきらない同棲相手だった
カレの口をついて出た言葉は“結婚しよう”だった
人生の岐路というか、転機を迎えた男女の機微を描いた、ある意味秀作と言える作品ではあるが
ピンク映画と言えるかって言ったら”?“がつく映画でもありました
 
切り口の違う記事はコチラ
 
2003年製作、日本ピンク映画、国映作品、新東宝配給
堀禎一監督作品
出演:ゆき、佐々木日記、涼樹れん、風間今日子、星野瑠海、恩田括、加藤靖次、伊藤猛、上野清貴、小杉明史、マメ山田
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シック・オブ・マイセルフ

2024-02-12 05:05:47 | 洋画
今のIT時代を生きる女性の心の闇っていうのかなぁ
そんな女性の生き方をリアルを超えてある意味誇張っていうか寓話的に描いた北欧ノルウェー産の映画
まさに承認欲求の塊みたいな破滅的自己愛を映し出した意欲作品と言ってもいいんだろうね
原題も邦題も「Sick of Myself」ってことで初めイギリス映画かなって思ったんですがやっぱちょっと背後の景色も言語も違っておりノルウェーさんだって
通りで椅子が・・・
 
まぁ椅子の話は後に置いといて、若い同棲カップル
男の方はアーティストとして世に出ることばかり考えてる、そして若いしまだ売れる前だから金がないからヒロインと一緒に椅子を掻っ払ってくる
それも正々堂々と
そんな椅子でアート作品を作りカノジョより先に雑誌特集を組まれてしまう
 
一方映画ではスマホでのイイネって言うような承認欲求ではなく
とにもかくにも彼氏よりも目立ちたい、みんなから見つめられたいっていう承認欲求が強いためにヒロインがとった行動は
ロシアから副作用の強い抗精神薬を密売してる友人から直接密輸入してもらい
副作用の皮膚疾患を発症させるほどの薬量を飲み
なんと顔中炎症で見るも無惨な姿になって
 
病院でも原因不明の難病と診断された姿をまずはSNSに自ら晒して人々に見せつけて
難病認定でそう言った難病で苦しんでるグループセッションにも参加するが
発言では病の苦しみではなく己のことしか言わないからグループからは、はみ出され
ついにマスコミ勤めの友人を見方に引きいれて新聞に載るように
その記事が出た日に他の死亡記事にトップを奪われたって怒るし
 
承認欲求が昂じて自分を不具者にしてまで世にアピールするってもう承認欲求を通り越して異常者って言っても過言ではない
そんなヒロインの姿をこれまた冷めた目で黙々と点綴していく監督さんの創作意欲もすごいよね
人には誰しも多少の承認欲求があるのはこのSNS時代のイイネ獲得の現状を見ればわかりますが
このヒロインはその何十倍の承認欲求が心底にあったって
ことで
自己顕示のためなら人殺しもしかねないほどの自己愛っていうかそんな意識の持ち主でして
ここまできたらある意味モンスターでしょう
不具とかをウリにしてる芸能事務所まで最後には巻き込んだりもしてまで自分を売り出すという暴挙にまで出るヒロインですが
さすが薬物が強すぎたのか体の表面だけでなく体内も蝕まれていて
って最初っから心だけは病んでいましたけどね
 
現実ここまでする女性はいないものの監督さんの寓意は誇張されてるものの
いつ誰がこうなってもおかしくはないっていう警告の意味もなんとなく含まれているんでしょうか
北欧の美しい外観とは裏腹にっていうか外景が美しいだけに余計人間の持つ醜さっていうものが強調されてくるんでしょうかねぇ
 
2022年製作、ノルウェー・デンマーク・スウェーデン・フランス合作映画
クリストファー・ボルグリ脚本・監督作品
出演:クリスティン・クヤトゥ・ソープ、エイリック・セザー、ファニー・ベイガー
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