国際放映からリリースされてる“新東宝キネマノスタルジア”シリーズから新東宝のヒットシリーズ「女王蜂」シリーズの最終章っても
この公開された1961年に新東宝が倒産して自然消滅したっていう方が正解かもしれない
4本ともになんの関係もなくただ関東さくら組のたまえ姐さんというキャラクターだけが共通してるだけの作品でしかなかったような
前三作はある意味任侠という世界観の中に女親分といった異色の女渡世人を生み出していたのはこう言ったお色気風味の作品を作っていた映画会社に時代を見る先見の目があったものだと思えるが
自社内での経営者は自分の色欲に溺れるだけで女(優)だけを見る目はあったがそれ以外に目がいかなかったとこに問題があったようですな
作品としては日活の小林旭の”渡り鳥シリーズ風味“みたいな作品になっておりましたかね
東京の組を離れて鬼怒川温泉オールロケでのある意味日活の無国籍アクションを新東宝風に作ったらこうなりましたっていうような作品で
風来坊天知茂さんと殺し屋沖竜次の二人が楽しそうに演じてるだけで
三原葉子さんにほとんど精彩が感じられなかったのはなぜだろう
まあ着物で片肌はもう脱がないし、洋服で太腿ちらりもなんもないっていうのもあるものの
完全に男優さん二人に持って行かれてた作品だったかなぁ
これでは「女王蜂」のタイトルが泣いてるとしか
そうつまり三原さんの見せ場が絵になってない映画
さらに言わせてもらうと三原さんだけでなく天知さんの擬闘アクションもただ振り付けられたことをそのまんまって言うようなアクションだったし、沖竜次さんに拳銃の妙義あたりがあって然るべきなのにね
ってことで撮る側も演じる側も新東宝っていう会社と同様に最後の光を見せることなく終わってしまったかなっていう作品だったような
1961年製作、日本映画、新東宝作品
小野田嘉幹監督作品
出演:三原葉子、天知茂、池内淳子、星輝美、鳴門洋二、御木本伸介、沖竜次、新宮寺寛、高松政雄、国創典、宮浩一、広瀬康治、魚住純子、大原譲二