MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

浮気なストリッパー

2024-02-27 20:08:50 | TVムービー
先に見た「愚か者のブルース」を作った現役RCCアナウンサー横山雄二の“広島市のストリップ劇場第一劇場”を題材にした三部作の第一作目がこの作品
DVDのリリースは2020年なんですが二作目の「彼女は夢で踊る」が評判が良かったのでじゃあ第一作もDVD化するかっていうことだったようです
この作品はRCCでのTVドラマように作られた作品ということで
TVコードには引っかからんようにR指定も受けていないコメディ作品
廃業されてしまった広島第一劇場も立派に営業してるようで恐悦至極です
 
三部作の第一作っていうことですが↑に書いた通り「彼女は夢で踊る」があってこその三部作ということになったみたいですね
横山氏の監督と脚本の処女作ってことでシノプシスは古今東西の映画が使い古したようなプロットで完全に見てるこっちにオチが見えてしまうという作品でしたし
広島東洋カープのユニフォームがまだ水色の時代に作られていたとは
っていうか劇中のストリップネタが近松ってことでしてこのネタは主演の現役(当時)ストリッパーであった矢沢ようこさんの持ちネタでもあったようですね
 
さらに楽屋オチっていうことで広島出身の城みちるさんがゲスト出演されてて
この選挙事務所から選挙の裏金1億5000万円が盗まれて
放送局をクビにされた派遣OLとマンネリ気味のやっつけ仕事のアナウンサー
そしてマジックバーを出したもののサラ金地獄で首が回らないマジシャンの三人が
ふとしたことで転がり込んできたこの大金を巡ってヤクザと金の攻防戦を繰り広げるだけのお話
 
広島第一劇場も「彼女は夢で踊る」にも出てくるということで三部作っていうことになってしまったようですが先に書いたようにこの作品だけは劇場公開されてなくてTVフューチャーという立ち位置なんですね
まだまだ処女作ということで作品自体にもドタバタとした粗が目立ちますが
見てる分には使い古されたプロットの積み重ねでできてるからそれなりに・・・
なんですが作品自体にも哀愁もなんも感じられないし
キャラクターの誰にも自己投影できないのが致命的でしたかな

2015年製作、日本TVムービー、「浮気なストリッパー」製作委員会作品
横山雄二脚本・出演・監督作品
出演:矢沢ようこ、内田貴光、渡辺正行、相島一之、城みちる、HIPPY、南一誠、足袋井直弘、土井よしお
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オーシャン・クライシス ~沈黙の核弾頭~

2024-02-27 05:05:19 | アジア映画
今までは1月には開催されてるのに、今年は2月2日から開催された
ヒューマントラストシネマ渋谷の恒例企画興行である<未体験ゾーンの映画たち2024>
その初日上映を飾ったこの作品が二十日の猶予を経て
早速レンタルリリースされました
 
相変わらずの中国映画、94分の尺があるので一応映写時間からして中国国内では劇場公開されてる作品のようですし
アジア映画にはかなり強い”HARK“が輸入してますのでソコソコ見られる作品でした。
って言うのも中国映画にしてはなんか全体を通して主人公たちの恋模様みたいなを散りばめてきてるので、その分こう言った軍司アクション作品に見られるプロパガンダ色が薄まっていたのが良かったかな
 
しかし、中国はその昔の中華思想を現代に蘇らそうてしてるのか
トランプ政権下でのアメリカは国益第一主義、国として世界に君臨してきた地球警察的なことは金がかかってたまらんって
もうヤーメたって世界の警察から引いてしまったもんだから
 
ここはじゃ中国が地球の中心にって言う中華思想を国内外に示すしか国益を誇示するにはもってこいってことだなぁって言うことで、アメリカにとって変わって世界警察は中国が・・・
 
世界を核兵器で破滅させようと言う国際テロ組織を
中国海軍と中国公安(警察組織)とがタッグを組んで壊滅させるお話でした
こうやって映画って言う手段を通してまずは世界警察の地位を担うのは今やGDP世界第二位の中国しかないんだよって啓蒙するかのような映画でしたが
 
こんな映画にあからさまにプロパガンダを入れ込んで来ないのも中国の小狡いところだったのかもしれないなぁ
って思って最初っから最後まで腰を引いて見てたのは私だけ?だったのかな
 
まぁそれにしてもこんな映画なのに派手な衣装にって身を包んでって包むほど生地のない服を着てお姉ちゃんが活躍してくれてましたので
ガーリーアクション好きには儲けたって言う作品でもありました。
 
っていうか主人公たちがアクションとアクションとの合間に恋愛ごっこみたいなことしてる隙に海軍がテロ組織の母船とかおっきなとこは壊滅させていたりしており
肝心なとこは組織がやっつけてしまっていると言うある意味ご都合主義な映画だったりもしますが
 
そこは香港映画の流れを汲む中国映画ですからエンドクレジットではアクションシーンのメイキングを流してくれておりまして
ちゃんとスタントもいるんだろうけど役者さんたちもそれなりに体はってらしたのには・・・
 
2023年製作、中国映画(日本公開作品)
シェン・ドン監督作品
出演:イェン・イークァン、クー・ツィンツィン、ウー・ハオチェン、アイ・シャオチー
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