MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

VAMP

2024-02-17 20:08:57 | 邦画
ここにきてっていうか先月と今月、なんとキングレコードが在庫商品の整理を始めたようで
初版パッケージのまんま自社出版してきた邦画各作品をダンピングしてセル店に放出したようで
この作品もその中から発掘して購入してきた作品
どうやら中丸シオンさん最後の主演作品ということで2019年に劇場公開された
キングレコードでは“エロティカクイーン”レーベルの一作となっていたようですが
私個人的には買い漏らしていた作品だったため即行購入しました。
 
ということでレイティングはR -15ですがエロティックシーンというか濡れ場はたったワンシーンのみ
それも主演の中丸シオンさんと高橋真悠さんとのレズシーンのみですが
邦題の示す通りヴァンパイアのお話なんですが
どうなんだろう中盤に置かれたこのレズシーンを境にして前半と後半とでは映画がガラリと変わるんですね
 
前半は高橋真悠演じるJK美以那は母が幼少時に死に、それ以来父親から虐待を受け続け、JKになると虐待の矛先は性的なものに変貌したため生きる希望を失い、リストカットの毎日という失意の中にあった
そんな彼女の前に、カウンセラーと称する中丸シオン演じる苓が現れ
苓は“ヘマトフィリア(血液耽溺者)”を自称し、生きるに値しない男たちを殺し、その血をすすっていく様を見せて
すっかり傷ついていた美以那は、苓にヘマトフィリアへと導かれていく
そうなんですよ“吸血鬼(ヴァンパイ)だろう”って言われても苓は”昼もこうして活動できてるのは吸血鬼ではない証拠“って言ってるんですが
 
これが後半になると田中真琴演じるヴァンパイアの母親が登場してきて美以那や苓に落とし前付けろって事で
なんとヴァンパイア同士のバトル映画に変貌してみせるという
バトルの結末も銀のオブジェみたいなのに刺さって死ぬっていう完全ヴァンパイでしたし
まさかの整合性も前半のセリフも全く全否定しちゃう展開になるという
全く不思議な映画になっちゃって
一体何?っていう間に決着までついて結局美以那が新しいヴァンパイとして生きていくってことで終わるという
 
見てるこっちを完全に置いてけぼりっちゅうか
作ってる側もわけわかんないから適当に終わらせてしまったっていうような作品。
低予算で作ってるこの“エロ力クィーン”ですが、その中でも異色作にあたるし
映画としては破綻してるとしか思えない作品が中丸シオンさんの遺作となってるのはちょっと残念かなぁ
 
脱ぎ潔ぎは良いものの高橋真悠さんに映画女優としての華も実もないのも如何ともし難かったと・・・
まぁご本人はどう思われてるかはわかりませんが私には脱ぎ損な作品だったかなって思えてならない
 
切り口の違う記事はコチラ 
 
2019年製作、日本映画、キングレコード作品
小中千昭原作・脚本、小中和哉監督作品
出演:中丸シオン、高橋真悠、田中真琴、渡邉翔、俊藤光利、加藤厚成、松沢蓮、早坂季花、北岡龍貴、木之元亮、堀内正美
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死霊館のシスター 呪いの秘密

2024-02-17 05:05:33 | 洋画
私自身遅ればせながらの”「死霊館」ユニバース“への参戦ですからね
それも今月のレンタルDVDが月の日数と合うか合わないかという計算づくでこの「死霊館のシスター 呪いの秘密」をブログアップさせるためにっていうだけの不純な動機ですから、
したら“「死霊館」ユニバース”にハマられてる方々には大変失礼で不純な動機ではありますが、私もこの前作、そしてその実態は“「死霊館」ユニバース”のいわゆる第一話となる
死霊館のシスター」で完全にヒロインシスターアイリーン役であるタイッサ・ファーミガの魅力も相まって
完全にハマりましたがな
 
ってことで時制的に見ていこうということでこの作品は“「死霊館」ユニバース”での製作順では第九作目で最新作あるにもかかわらず、時系列でいうと第二部にあたる作品ということになるんですが
ここで語ってもいいのかはわかりませんが、エンドクレジットの中でバチカンからの電話をうけるウォーレン夫妻が登場しちゃってきてますから
シスターアイリーンシリーズは
これでおしまいってことになってしまうんでしょうか?
個人的にはたった2作で終わらせるにはシスターアイリーンは実に惜しいキャラクターであるんですよね
 
っていうか前作からのモリースも再登場
そうなんですね各地で悪魔ヴァラクが再び暴れ出して枢機卿に再びヴァラク退治に行ってくれって頼まれるアイリーンでしたが
こっそり彼女についてきたはみ出しシスターテフラ
私的にはこの時点でこのシスターテフラは死亡要員だって見てとったんだけどハズレちまいましたね
結構な活躍ぶりを見せてくれてました
 
ヴァラクに関してはあの雑誌での登場シーンが実に素晴らしかったし
今回も相変わらず強いですよね姿形は変わらねど
っていうか今作はホラーサスペンスにある意味あの“ルチアの目”を探すというミステリー要素も加味してきてたし
ヴァラクの部下?の悪魔の動物まで登場してまぁ女子寄宿舎をハチャメチャにしての大騒動
結局はこれまた属性としてキリスト教ではイエスの血と言われてるワインを
キリストの血に見立ててヴァラクを始末するとはねぇ
アイリーンとはみ出しシスターの信仰心のなせる合わせ技だったのね
そしてアイリーンがまさかの燃えるんだもの・・・心配しちゃったじゃないか
っていうことで映画の基本は見せ物であるっていうことを改めて知らしめられた作品でもあったかな
 
ウォーレン夫妻が登場しては来ましたが時制的にはまだ本筋の「死霊館」には届かないんだよね
続けてあと7本見ていくことに・・・

2023年製作、アメリカ映画
ピーター・サフラン、ジェームズ・ワン製作、マイケル・チャベス監督作品
出演:タイッサ・ファーミガ、ストーム・リード、アナ・ポップルウェル、ボニー・アーロンズ、ジョナ・ブロケ、ケイトリン・ローズ・ダウニー
コメント (2)
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