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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

アナベル 死霊館の人形

2024-02-25 20:08:09 | 洋画
時制で見てきている「死霊館」ユニバースの一本
「アナベル」シリーズの第二部に当たり、ユニバース作品としての製作順では二作目ではあるものの時制的には第四部にあたる作品でして
っていうことで実は本筋の「死霊館」の前日譚にあたる作品でもある
なんの説明もなくエンディングでこのアナベル人形はウォーレン夫妻に厳重に保管されてるって言いつつも
 
アナベルという呪われた人形がフォーム夫妻から離れて次の買い主にわたるっていう続編ありきな映像で綴られてるわけね
そうこのミアとジョンの若きフォーム夫妻に子供ができて、その子のためにアナベル人形を買ってくるとこからお話が始まりますが
これまた99分の尺のうちの前半三分の二は.  「アナベル 死霊人形の誕生」同様ほとんど何も起きません
ただアナベル人形が薄気味悪いだけでホラー的な要素もなく映画は綴られていくだけです
 
普通に妊娠しているミアに外的要因として周りに何かがおきるもののそれは
悪魔によって引き起こされたっていうよりかは
人間の悪意によっておきる様々な事件事故の類であって
超常現象が起きるのはリアが生まれてフォーム夫妻が都会に引っ越してからのお話しで
ようやっとホラー様相になっていくものの
 
まぁ日本の映倫さんのレイティングもPG -12ですから悪魔によるホラー的な超常現象にしても
さほどこわいちゅうか目を背けたくなるほどのことはありませんし
やっぱあれだよねミアを演じてるヒロインが美人だと・・・だよね
美人はもっとイジメられるとさらにいいんだけどもPG - 12じゃこれくらいかな
 
ジェームズ・ワンのお人形っていうたら
私にとってはどうしても「M3GAN/ミーガン」なんですが、彼はホラーを作る才能に長けていることは認めますが、決してグロに堕する作品は作らないんですね
しかし、この作品でも神父は全く機能しない存在なんですね
 
2014年製作、アメリカ映画
ピーター・サフラン、ジェームズ・ワン製作、ジョン・R・レオネッティ監督作品
出演:アナベル・ウォーリス、ウォード・ホートン、トニー・アメンドーラ、アルフレ・ウッダード、ケリー・オマリー、ブライアン・ホウ、エリック・ラディン、イヴァル・ブロガー、 ツリー・オトゥール、ケイラ・ダニエルズ
コメント (2)
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こんにちは、母さん

2024-02-25 05:05:58 | 邦画
こう言ったら身も蓋もないのですが
わたしは山田洋次の作る寅さんは欠かさず見てましたが
そう寅さんは稼業違いで無職渡世ではないもののテキ屋と言う神農道の渡世人を描いておりましたから
そっち方面の喜劇的作品として欠かさず見てはきましたが
山田洋次の映画作家として一貫として描いてきてるものはホームドラマ
そう文字通り寅さん映画も家族愛のお話なんですね
 
ですから家族間でのある意味馴れ合いから来るイザコザがシノプシスを形成させてるわけでして
決して悪人が出てこない
そう個人的に映画っていうのはある意味毒が必要であるって言う考えの上で成り立ってるものでそれが見るものに面白さとして伝わるのだって言う考えの持ち主ですから
ちょっとここのブログ内を山田洋次で検索してもらったら
多分に寅さん映画以外の山田洋次監督作品記事は一本も出てこないはずです
そんなことで毒のない寅さん以降の山田監督の作品は見てこなかったってわけですが
 
日本映画を積極的に見ていこうと言う企画と
このままだと2月の新作リリースが3月の新作リリースまでの間に枯渇すると言う計算上の理由から寅さん以外のっていうか寅さん以降の山田作品をこのブログで初めて取り上げることに・・・
 
そこはわたしが見ないだけですから、映画としての毒は全くないものの
流石は山田監督
実に手堅く誰もが見てよかったって感じさせる実に手堅い作品を作られてるなぁって感心させられました
しっかりと家族とそれを取り巻く善意の人々を、それぞれキャラクター豊かに配して万人受けさせつつも
現代社会が構えてる問題をも取り入れてほんと実にソツのない作品を作っておられる。
 
まぁさらに世間様に喧伝させてもらうと私は“さゆりスト”ではないもので
ここのブログでもこれまた吉永作品の記事はホント1、2本今までにあるかなしかだと
しかし、齢80歳になんなんとされる吉永さんのこの溌剌とした演技力には感服させられてしまいました。
恋に落ちた吉永おばあちゃん(永野芽郁さんと言うJDの孫がいる)がまさかの十代の恋する乙女に見えてしまうと言うこの演技力はなんなんだ
 
大泉洋の演技とこの吉永小百合の演技と山田洋次の演出力と随所に散りばめられて小粋で洒落た台詞といい
まぁ小気味いいくらい完成度の高い作品となっており
こぞって観客が山田作品を見に行くって言うのがわかりました。
いつのまにかわたし自身も山田マジックに嵌っていた様です。
 
2023年製作、日本映画、「こんにちは、母さん」製作委員会作品、松竹企画・配給作品
山田洋次共同脚本・監督作品
出演:吉永小百合、大泉洋、永野芽郁、YOU、枝元萌、加藤ローサ、田口浩正、北山雅康、松野太紀、広岡由里子、神戸浩、宮藤官九郎、田中泯、寺尾聰
コメント
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