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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

獣のいる街

2024-02-20 20:08:54 | 邦画
CSの衛星劇場の幻の蔵出し映画館で録画してあったものの視聴
いつOAされたのかは不明だが
1958年の日活映画でモノクロ作品、葉山良二さんが主演の暴力映画
っていうても葉山さん演じる主人公は飲兵衛横丁という駅前の歓楽街で喫茶店を経営している元ヤクザって言う設定
 
そんな土地を自分のものにして凌ぎにしようとしてるヤクザに二本柳寛
葉山良二とは元は兄弟分だった男
その欲望のために愚連隊を使って飲兵衛横丁の経営者たちに暴力で揺さぶりをかけてみかじめを要求してくる嫌がらせ
そんな中で1人のヤクザ者の死体が歓楽街に隣接する遊園地の観覧車で発見され警察が殺人事件として捜査を開始する
 
最終的には一つに絞られていくのですが愚連隊の中に葉山さんの弟がいて
この弟さんを演じているのが梅野泰靖さんということで
見た目どっちが兄か弟かわからん兄弟を演じておられるって言う不思議なキャスティング
更にこの愚連隊達にはスケではなく妻がいるって言う設定でして
梅野さんの女房役に香月美奈子さんという過分なキャスティングであるが
愚連隊連中皆さん薹が経った方ばかり
 
まぁ街をやくざから守る立場になる葉山と敵対する愚連隊
イロイロあって最終的にこの兄弟がクライマックスで二本柳寛演じるオープニッングの殺しの犯人である人物によって
どっちか生き残った方に全ての罪を着せてしまうという思惑で踊らされるって言うお話に・・・
 
ここにくるまでに何か見せ場の一つも特になく
葉山さん自身のキャラもあまり立っておらず
見てるとなんかこっちが自然にオチそうになる作品だった
刑事に芦田伸介、松下達夫って役者が揃ってる割に面白くもなんともないんだよね
監督には古川卓己さんを持ってきてられるんだけどアクション作品のってもほとんどアクション的な演出もなく
青春映画では名作といわれる作品を残されてるのに
一体どうしたって言うような作品でしかなかった
 
1958年製作、日本映画、日活作品
古川卓己監督作品
出演:葉山良二、香月美奈子、渡辺美佐子、梅野泰靖、芦田伸介、近藤宏、二本柳寛、小園蓉子、楠侑子、中村万寿子、松下達夫、垂水悟郎、野呂圭介、深江章喜、小泉郁之助、相原巨典、長弘、雪丘恵介、宮崎準、紅沢葉子、衣笠一夫、須藤孝、緑川宏、根岸弘子、久城葉子
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ポジション ~広告代理店の女王~

2024-02-20 05:05:45 | 海外ドラマ
今月のレンタル作品も底が見えてきて
計算がたたなくなってきた時に頼るのが海外ドラマ
そして私が通える範囲でのTSUTAYAさんが撤退して、さらにレンタルに変わる配信システムが群雄割拠の時代を迎えた今
私自身が制限をかけていた○○店限定先行って言う作品は見ないって言う枷も配信の充実によってある意味無駄足掻きになって枷を外したってことで
 
今回見たのはGEOさん先行の韓流ドラマ
チラチラと韓国刑事ドラマを見ていたのですが、昨年いわゆる韓流ドラマの真骨頂であるドロドロのメロドラマである「黄金の仮面〜復讐のシンデレラ〜」で完全に韓流ドラマにもハマり
なんと現在1シーズン100話超え(現在60話までリリース中)の「テプンの花嫁〜愛と復讐の羅針盤」を一気見の私が月20話のみと言う見方をしており
 
米国ドラマも見ていかねばならないものが数シリーズリリースされているもののやっぱ一気見ってことで
一気見可能とこの作品を選びました
いわゆる韓流メロドラマの基本コンセプトはそのままにメロドラのウリであるドロドロとヒロインの恋模様を省いてはいるものの
連ドラの基本コンセプトがしっかりとしてるのでかなり面白く見られた
全24話1048分を3日で完走しました。
 
いわゆる財閥のコングロマリット企業の一社である広告代理店で地方の大学出ながら
ってのも夫のDVから逃れるために母にも捨てられて一人で生きてきたコ・アイン
韓国という世界的には社会への女性進出度が日本より上位にランクされてる韓国ですが
個人財閥の身内での女役員を占めていたり、国会議員に女性がいるだけで
韓国の社会はどっから見ても男の社会
そんな中で自力で社内コンペに勝って制作部の常任常務の座にまでヒロインが就任したとこから物語が始まるんですが・・・
 
相変わらずの韓国ドラマですから敵対するライバルの嫌がらせや幾多の障害障壁にぶつかりつつの浮き沈みが基本コンセプトですから
男よりも強い信念と知力で常識を越えた戦略を繰り広げるアイン
彼女と対立して社長の座を争う企画部常任常務とのお話をメインに進んでいく
孤立無援の中で繰り広げられる攻防戦が緊張を生んでいくって言うドラマですからねぇ
そんな危機を毎話いかに逆転させるかはドロドロドラマ同様にハマると、もうそこから抜けられなくなることしきり
 
そして先にも買いた今でも韓国社会に根強く残る社会問題である、“非正規雇用に対する差別”“オーナー一家の兄妹による主導権の戦い”“系列会社の経営者を株主総会を利用して追い払う””財閥の婚姻関係“などの現実問題も反映しておりますから
もうやめられない止まらないの”かっぱえびせん“なドラマでした。
 
見たらハマる韓流ドラマはこれまた韓国映画とは違った意味である意味麻薬的な存在だったのねぇ
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