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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

アナベル 死霊人形の誕生

2024-02-22 20:08:58 | 洋画
製作の時系列順で見てるわけでなく、いわゆる物語の時制に沿った時系列で見ていこうと見始めた”「死霊館」ユニバース“
この作品は製作順では「死霊館」シリーズのスピンオフ「アナベル」シリーズの二作目ですが時制的には“アナベル”誕生のお話で「アナベル」シリーズの第一部に当たります
そして“「死霊館」ユニバース”の時制で言うと第三部にあたるんですが
制作時系列では第四弾になると言うじつに複雑怪奇
そして残念なことにこの作品だけBlu-rayではありません
 
本編のエンディングは「アナベル 死霊館の人形」につながる終わり方をしておりますが
エンドクレジットが全部終わってからは制作順に「死霊館のシスター」へのプロローグ的な映像で終わります。
 
まぁこの作品も映倫さんのレイティングがPG - 12ですからホラーって言ってもこれまたグロくもなんともない作品であるし
ほとんど主役が子供たちですから全く怖くなんともない作品
 
一人娘を交通事故で亡くした人形職人のサミュエルはいく宛のない子供たちを自宅に引きれて孤児院としてシスターと子供6人に家を提供するところからお話が始まります
実は12年前に手作りの人形を完成させたとこで娘を亡くしており
その人形に悪魔が乗り移っており
 
孤児たちを餌食として新たな宿主を探すと言うだけのお話でして
そこに行くまで110分の尺の三分の二は説明的な映像で綴られており
悪魔が現れてその本領を発揮してホラー映画の形をなすのは後半三分の一だけです
 
悪魔に乗り移られたジャニスはこの家で行方不明になり
さらに次の里親に引き取られるまで一体どこで何をしてたのかは語られてはいませんがユニバースとしてさらにアナベルシリーズとしてはなしは続いていきます
 
2017年製作、アメリカ映画
ジェームズ・ワン原案・製作、ゲイリー・ドーベルマン原案・脚本、
デヴィッド・F・サンドバーク監督作品
出演:ステファニー・シグマン、タリタ・ベイトマン、ルールー・ウィルソン、アンソニー・ラパーリア、ミランダ・オットー
コメント (2)
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リボルバー・リリー

2024-02-22 05:05:32 | 邦画
ある意味今年ってまだ二月ですが公開映画の二次使用であるパッケージ化作品としては日本映画では、一番見たいなって思っていた作品だったが
期待してしまうとっていうか、でも面白かった
って言うのも確かに綾瀬はるかさんは前にガンアクションのコメディっぽい作品撮ってはいらっしゃいますが、決してアクションの似合う女優さんではない
そんな彼女に付き纏うイメージを払拭するかのように
一応製作委員会システムで製作されているもののアクション映画には定評のある東映さんの作品って
綾瀬はるかに東映が肌に合うのか合わないのか、また東映さんはヒロインでのアクション映画にも魁的な会社ですからねぇ
綾瀬はるかと東映は二作目になりますか、前はあの「おっぱいバレー」でしたが
アクション映画には長けてる東映さんが綾瀬はるかををいかに格好良く撮れるのかでしたねぇ

兎にも角にも一応は合格点ではありますが、映画としておもしろいか面白くないかとはまた別問題でしたが、合格点を差し上げてもいいのかな行定監督がカッコよく撮ってくれていましたから綾瀬はるかを
一応原作ありきで作られた作品だそうで、原作はある意味荒唐無稽なプロットのようだってネットにはありましたが、最近本読まないからなぁ
で映画の綾瀬はるかさんはと言うとなんかスタイリッシュで格調高いんですよねリボルバー・リリーのたたずまいが
元幣原機関の女諜報員小曽根百合さん、拳銃の腕は確かってことで彼女が使う拳銃がリボルバーで、お名前が百合さんと言うことで「リボルバー・リリー」なのね

拳銃だけでなく女諜報員としてしっかりと肉弾戦もします、
そこは映画の常でボディダブルのスタントウーマンが演じてられて決めシーンで彼女の登場って寸法なのはいいとしても
お話が原作同様に荒唐無稽すぎて、よく戦前の帝国陸軍と海軍は犬猿の仲って今までも邦画の世界で見せられてきましたが
軍備拡張して戦争への布石のために国家予算の10%ほどの隠し金を巡ってリリーの元旦那が平和利用に隠した事でその忘形見の少年を託されたリリーが
命がけで少年を守ってなんと玉ノ井と日比谷の街中で陸軍と銃撃戦をっていうだけのお話

ですので日本映画の大作風作品ということで有名俳優が大挙して出演しておりましたが皆さん格調高く演じられてる中
どうしても役柄であるやくざの親分ってのをいいことに佐藤二郎さんだけはもうアドリブだけで演じられてたが
阿部サダヲ演じる山本五十六に持ってかれた作品だったかな
海軍軍服で出てきた途端こっちはちっちゃって思ったしさらに山本五十六大佐(当時)
って役名聞いた途端さらになんだこの違和感キャスティングは・・・
でも五十六元帥のイメージを完全に崩された演技力はさすが
 
死んだものと思っていた昔の男が別な女との間に生ませた子を自らの命を持って守るって言うだけのお話で
あれだけの陸軍兵士たちを殺しまくるだけの映画って言ったら身も蓋もありませんが
陸軍もメンツをかけて一銭五厘で集めた兵士たちを捨て駒にしてくるわけで
それを最初は急所外して撃っていたのがクライマックスではもう大量虐殺並みの銃撃戦でしたが
白いドレスを自分の血で真っ赤に染めて色彩的にも見事な演出して見せてくれてたし
クライマックスでは霧の中での銃撃戦と言う新機軸の試みでしたねぇ見えないだけに緊張がこっちにも伝わってくるって言う寸法
でもこっちはちゃんと見えてる方がカタルシスにはなるんですけどね
6発のリボルバーですからリロードシーンもしっかりと入れてきてリアリティを出していましたが

濃霧にしたことでアクション映画としてちょっと物足りなさは感じるのもまた事実そうガーリーアクションとしてはかなり物足りなさを感じてしまうんですよね、
どうせボディダブルのスタントマンがアクションするわけなんだからワイヤーやVFXを多用してもっと徹底的かつスピーディなものをつくってくれた方がより楽しめたかもしれませんって思ったのはわたしだけ?

シシド・カフカさんと古川琴音さんがかなりな儲け役でした
 
2023年製作、日本映画、「リボルバー・リリー」フィルムパートナーズ作品、東映配給
長浦京原作、行定勲監督作品
出演:綾瀬はるか、長谷川博己、羽村仁成、シシド・カフカ、古川琴音、清水尋也、ジェシー、佐藤二朗、吹越満、内田朝陽、板尾創路、橋爪 功、石橋蓮司、阿部サダヲ、野村萬斎、豊川悦司
コメント (2)
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