日本映画を積極的に見ていこうという企画で視聴した作品
今時のアイドルには疎いんで、まさかの主演女優さんがってDVDのジャケットにデカデカって出ているのが松井玲奈さんとは知らなかった
ってか初主演映画だそうですが、なんだろうこの静謐というか、役なのか自分を前面に出さないこの演出に
松井玲奈さんのたたずまいが似合ってはいるものの
ある意味映画全体があまりにも退屈すぎて・・・・
そういう意味では尺が94分というのは丁度良かった気もするし
ホントなんも起きない作品なのね
田舎の実家の美容室(ってもどこかで借りた美容室なんでしょうがヘアーサロンだし表には床屋さんのあの三色の回転塔まで揃っていたのよね)を手伝いながら売れない劇団を主宰する麻奈美(松井玲奈)そして妹で同じ劇団の作家だった妹尚(筧美和子)が家を出て東京に働きに出るところから映画は始まる
そんな麻奈美のもとに、東京で妹が亡くなったとの知らせが入る。妹の突然の死に、心揺さぶられる麻奈美の不器用ながらもまっすぐに生きる姿を延々と追いかけるドラマ
まぁ尚の死(事故死)を探っていくとそこにはパワハラ問題が見えてきてたり
上司役の袴田吉彦のオロオロ演技がこの作品で最高の動きを見せていただけで
後は本当に静かな静かな作品すぎて
パワハラを追求するNPOの男から尚の追悼で麻奈美と共に賞を取った作品の再演をはかるものの演出家として煮え切れない麻奈美と主演にアイドルを持ってくることをヨシとしない麻奈美はアイドルのために主役から降ろした早苗とともに
尚の生き様を自ら書いた本で彼女自身の追悼を行うことにする
色々と詰め込んでいる作品なんですが
それを松井玲奈さんは内面を表に出せないのか出さないという演出なのか
全く一本調子すぎて判断つかないだけでなく
ヒロイン麻奈美っていう女の主体が見えてこない作品だったのが残念な作品
2023年製作、日本映画、avex entertainment作品
前田聖来共同脚本・監督作品
出演:松井玲奈、筧美和子、しゅはまはるみ、日高七海、江野沢愛美、木口健太、大塚萌香、目次立樹、安倍乙、亀田侑樹、山中志歩、田中爽一郎、hibiki、篠原悠伸、大高洋子、里内伽奈、濱田のり子、藤田秀世、出口亜梨沙、丘みどり、袴田吉彦