MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

幕が下りたら会いましょう

2024-03-27 20:08:00 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうという企画で視聴した作品
今時のアイドルには疎いんで、まさかの主演女優さんがってDVDのジャケットにデカデカって出ているのが松井玲奈さんとは知らなかった
ってか初主演映画だそうですが、なんだろうこの静謐というか、役なのか自分を前面に出さないこの演出に
松井玲奈さんのたたずまいが似合ってはいるものの
ある意味映画全体があまりにも退屈すぎて・・・・
 
そういう意味では尺が94分というのは丁度良かった気もするし
ホントなんも起きない作品なのね
田舎の実家の美容室(ってもどこかで借りた美容室なんでしょうがヘアーサロンだし表には床屋さんのあの三色の回転塔まで揃っていたのよね)を手伝いながら売れない劇団を主宰する麻奈美(松井玲奈)そして妹で同じ劇団の作家だった妹尚(筧美和子)が家を出て東京に働きに出るところから映画は始まる
 
そんな麻奈美のもとに、東京で妹が亡くなったとの知らせが入る。妹の突然の死に、心揺さぶられる麻奈美の不器用ながらもまっすぐに生きる姿を延々と追いかけるドラマ
まぁ尚の死(事故死)を探っていくとそこにはパワハラ問題が見えてきてたり
上司役の袴田吉彦のオロオロ演技がこの作品で最高の動きを見せていただけで
後は本当に静かな静かな作品すぎて
 
パワハラを追求するNPOの男から尚の追悼で麻奈美と共に賞を取った作品の再演をはかるものの演出家として煮え切れない麻奈美と主演にアイドルを持ってくることをヨシとしない麻奈美はアイドルのために主役から降ろした早苗とともに
尚の生き様を自ら書いた本で彼女自身の追悼を行うことにする
 
色々と詰め込んでいる作品なんですが
それを松井玲奈さんは内面を表に出せないのか出さないという演出なのか
全く一本調子すぎて判断つかないだけでなく
ヒロイン麻奈美っていう女の主体が見えてこない作品だったのが残念な作品
 
2023年製作、日本映画、avex entertainment作品
前田聖来共同脚本・監督作品
出演:松井玲奈、筧美和子、しゅはまはるみ、日高七海、江野沢愛美、木口健太、大塚萌香、目次立樹、安倍乙、亀田侑樹、山中志歩、田中爽一郎、hibiki、篠原悠伸、大高洋子、里内伽奈、濱田のり子、藤田秀世、出口亜梨沙、丘みどり、袴田吉彦
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デ・ヴィル家への招待状

2024-03-27 05:05:45 | 洋画未公開
SONYピクチャーズからなんと一挙3本能でホラー作品が13日にリリースされまして
一応「ララバイ 悪霊の子守唄」「オンマ/呪縛」と見てきましたが
なんかホラー映画としてあくまでも私見ではあるものの私には刺さらない2作品でしたので
三本一挙にレンタルしてきてはいたもののこの作品を見るのを引き伸ばしていたんですが
ついに返却期限もきて・・・
 
ってことで視聴しましたが、なんと意に反してこいつが一番面白い作品だったとはねぇ・・・
まずはタイトルの邦題が「デ・ヴィル家への招待状」ってことでこれってシャレですよね中黒外せば“デヴィル”ですからね
ってことで劇中でも語られてるようにデヴィルとはノスフェラトゥであり
つまりヴァンパイアなわけでして
ヴァンパイアの決まり事と言ったら対象の家にはその家の人の招待がなければ入れない
っていうかけことばとしてでしょうか原題は「the Invitation」つまりヒロインが旧実家へ招待されるっていうことと
ヴァンパイアを招き入れるっていうことの二つの意味の掛け言葉だったって見るのはうがち過ぎかなぁ
ノスフェラトゥってわかった時に脳裏にこいつが浮かんだんだよね
 
まぁアメリカでは底辺の暮らしをしてるヒロインがひょんなことから自分のルーツであるイングランド旧家での一族の結婚式に招待されて
のこのこ出かけて行ったら
ノスフェラトゥの花嫁として自分がその候補だったっていうことがわかる
後半から映画的に俄然面白くなっていくんですが
そこにいくまでが、これは今回の三本はやはりだ作ばっかりかって思わされていたんですが
後半の怒濤の展開とオチである”吸血鬼にバット“っていうセリフにも粋さを感じさせてもらって
 
この作品が一番面白かったなぁって思ったわけ
でもそこ行くまでがじっと我慢の大五郎ではあったんですがね
まぁイングランドの旧家ですからヒロインにも家政婦がつくし
この旧家を取り仕切ってる執事こいつらのキャラも、また見どころでは有りましたけども
ラストはヒロインと執事とのバトルもあったりして
 
ちょっと言わせてもらうならキャスティングに難有りで、ヒロインがもちょっと美人だとよかったんかなぁなんていう助平心まで持ってみてましたっけ
他の二本が90分以下の尺だったけど今作は104分もあったものの
クライマックスの展開でまぁ尺の長さは帳消しでしたが
このヴァンパイアは昼でも動けるのね、そこは不問にしときましょう
 
2022年製作、アメリカ映画
ジェシカ・M・トンプソン製作総指揮・監督作品
出演者:ナタリー・エマニュエル、トーマス・ドハーティ、ヒュー・スキナー、ショーン・パートウィー、コートニー・テイラー、アラナ・ボーデン、ステファニー・コーネリアウセン、ジェレミー・ウィーラー
コメント (2)
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