映画の情報を入れないと言っても、この作品は春画をなんと無修正で画面に晒すっていうことくらいの情報は一応入ってきていましたのでR−15は妥当のレイティングなんだろうって・・・
オープニングから無修正の春画の絵が画面いっぱいに映し出され
オープニングから無修正の春画の絵が画面いっぱいに映し出され
そして内野聖陽演じる春画先生が喫茶店のウエイトレス役の北香那にデフォルメされた男女性器をほったらかしにして
そこに描かれてる背景の描写力、さらに雪の白さや女の肌の白さは絵具ではなくただ紙の白さで表現してるんだっていう講釈を始め
さらに男女の描かれて切り取られた表情からその時の心裡(誤字ではない)を語って聞かせて
北香那を春画の持つ世界観に入れ込ませていく描写から
見る前には一体どんな映画なのかよく分からなかったものの、春画を無修正で出すってことからある意味春画を学術的に探究していく映画だって思っていたのだが、
主人公を演じる内野聖陽のダメダメ先生が春画の第一人者として世間に認められるか、弟子となった北香那が学者としては認められていく過程を描いた作品だろうって思っていたんですが
春画に関しての蘊蓄はここまで、そうこの映画での春画はモチーフの一つでしかなく、
この映画いわゆる艶笑譚というかセックス喜劇に堕していく作品だと分かるのは
北香那がおっぱい丸出しで画面に出てきた時でした
この映画一般映画の仮面(ってもタイトルからして)セックスを題材にしてた作品だって見破るべきだった
この映画一般映画の仮面(ってもタイトルからして)セックスを題材にしてた作品だって見破るべきだった
まぁ春画講義で劇中でも言ってるようにセックスを謳歌していく作品だったのね
ある意味一般映画の仮面を被ったピンク映画と言ってもいいかもしれないのだ
そういえば潮田監督自体40周年記念の日活ロマンポルノ作品の一本を監督していたよなぁ
ってことでのこれはセックス喜劇ですよ、ロマンポルノにも通底してますよ、っていう監督の代弁者としての白川和子さんのキャスティングでもあったと見るべきだったんですね。
そして満を辞して安達祐実さんが登場してからは
もう完全なるSMたっぷりの偏愛というか変態映画にさらに成り下がっていくという
一体何を描きたかったんだ監督は・・・
そんな感じの期待外れな作品と変わってしまうんですね
そんな感じの期待外れな作品と変わってしまうんですね
まぁ春画無修正の情報の影に隠れて北香那さんのちっぱい情報が出てなかった分
さらに期待通りなちっぱいにはそれなりにちっぱい好きな私としてはそれなりに感動させてもらいましたけども(そこかよ!!)
一般映画の仮面を被り一般映画館で上映させるという快挙を成し遂げたことは称賛に値するが
こう言った映画をたくさん見てきてる私にとっては意外性だけの作品としか捉えられなかったけども・・・・
この映画の良いところは大胆にちっぱいを晒した北香那さんの演技に依るといっても過言ではないと思える
彼女無くしては語れない作品でした。
切り口の違う記事はコチラ
2023年製作、日本映画、「春画先生」製作委員会作品
塩田明彦原作・脚本・監督作品
出演:内野聖陽、北香那、柄本佑、白川和子、安達祐実