MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

修羅の血

2024-03-09 20:47:42 | Vシネマ
↓のドロ絵映画看板のイベント広場では出店も出店していて
レンタル落ちのDVDを売っていて、そこで見つけたこの作品
オールインの前身GPミュージアム時代の作品
なんと税込429円でしたので10%消費税抜いたら390円だった
 
このような作品は大抵が2、3本でひとつのシリーズ作品として完結してるのが常にですから
できるだけそうでない作品を選んできたつもりで3本ほど購入
まずは松方弘樹さん企画で松方弘樹、竹内力のW主演で、敵役に寺島進さん
さらに小沢和義、松田優、そして力さん傘下の山口祥行そしてゲスト出演に小沢仁志ってかなり主演級の豪華キャストの作品でした。

内容は松方弘樹演じる素性を隠した日本一の極道組織の大親分山川がお忍びの旅の途中久々に訪れた北関東の前崎という町で、
町の治安と均衡えお守る堅気の鳶職の梅沢組の親分を尋ねるとなんと不審死で今は竹内力さんがそこの娘婿に入り八代目を継いでいて
親分を自ら殺して地元任侠組織極新会を継いだ寺島進が梅沢組をつぶしにかかっていた
極新会の前会長に石山雄大、鳶職の先代にはなんとピンク男優四天王の野上正義さんという布陣で先代同士は仲が良かったものの
そこに極新会に中国マフィアが加勢する
さらに山川を兄の敵とつけ狙う小沢和義が加わって
 
なんか極道の正統派のお話というよりかは寺島さんも小沢弟さんもなんかやりたい放題のキャラ設定で正統派任侠ドラマを完全に崩しておられていまして
笑うに笑えないギャグ連発させすぎ
クライマックスの途中で小沢弟さんが山川に締められてオチてる間に三途の川挟んで小沢仁志演じる兄貴(なんと実の兄弟が劇中でも兄弟って言う楽屋落ち)に諭されて息を吹き返して急に山川の味方になっての大活躍
 
ようやっと極新会を壊滅させたと思ったらチャイニーズが大挙して押しかけてきたところに・・・
先に書いちゃいましたがラストに判明する山川の正体と
タイトルの”修羅の血“の意味も劇中ではしっかりと明かされているものの本人は名乗らない

個人的には、先にも書きましたがシノプシスを完全に壊してやりたい放題の寺島さんと小沢和義さんの演技ともう地ともつかない怪演に竹内力さんは敢然に喰われていましたし
松方さんはもういつものように大親分の貫禄演技とてんでんバラバラ
それでも一本の作品になっちゃうから不思議ですよね

2004年製作、日本Vシネマ、GPミュージアム作品
松方弘樹企画・出演、望月六郎共同脚本・監督作品
出演:竹内力、松田優、小沢和義、今井恵理、古井栄一、石山雄大、野上正義、山口祥行、館昌美、小沢仁志、寺島進
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懐かしのドロ絵映画看板

2024-03-09 16:41:46 | 日記
新宿の西口地下広場のイベントスペースで偶然見かけました
 
現在たったお一人しか残っていらっしゃらない映画看板のドロ絵師久保板観さん
青梅出身ということで
彼の書かれたドロ絵看板の何点かが
青梅から持ってこられて展示されていました
 
昔は単館の映画館が街にあって、それぞれの映画館が現在上映中の作品をドロ絵師に書いてもらい掲げていた時代に町に溢れていたものでしたが
単館の映画館も無くなりドロ絵師もまた消えて行かれたようでして
現在ドロ絵師として残っておられるのは久保板観さんのみ
 
青梅市では町起しの一環として彼の作品を街中で展示してるようですよ
是非一度青梅市を訪れて見られたら・・・・


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狎鴎亭(アックジョン)スターダム

2024-03-09 05:05:54 | 韓国映画
新感染 ファイナルエクスプレス」で一躍その人気を不動のものにし、さらにマーベル映画「エターナルズ」でハリウッドにまで進出してしまった強面俳優のマ・ドンソク
その容貌にあった強面映画ばかりではなく、その活躍の幅をコメディ映画にまで広げて
今やマブリー・ドンソクって言われるようになりましたが
そんなマブリー・ドンソクが見られるちゅうことでこの作品がDVDリリースされましたので
早速視聴したものの
 
なんだろう正直言ってつまんなかったっていうかまるっきりマ・ドンソクの良さが全く生かされていなかった作品と思えて仕方ない
コメディならもっと軽妙に作らなきゃあかんとこだと思うんですが、なんか中途半端に生硬さが表に出てきてコメディ色が見えてこないんだよね
 
ただ狎鴎亭で口八丁でのし上がってゆく姿は
昭和30年代の東宝で作られてた植木等の映画を彷彿とさせられる感じが
さらに成功の暁にいきなりミュージカルになるとこなんかは植木等だよねやっぱって見てましたが
成功してから騙されたって知ってから映画としてのクライマックスの方向性が違ってなかったかい?
ビルでの火事ではなくドンソクさんの鉄拳炸裂させてこそ
前半のコメディ調の部分とのギャップが生きてくるんだろうし
それが映画の基本シノプシスであると・・・
だってそれじゃなきゃ映画的なカタルシスがないわけだし
あんなパンチ1発でしかないっていうのはドンソクさん使った意味はないだろう
 
そんな考え持つのはお前だけだって言われるのは承知ですが
敢えて言わせてもらいました
マブリーに徹するのは良いけれど映画ってやっぱ見る人になんらかのカタルシスをもたらせないとねぇ
前半の成功していく過程だけでのカタルシスも結果いかされなく終わっちゃったって感じでしかなくなるし
ナレーションだけで詐欺師たちが云々なんて、ドンソクさんを使った意味ねえじゃん
 
こんな感想持った私ってやっぱマブリーでない強面なマ・ドンソクが見たいわけなのかな
 
セル買おうかって思っていたけど買わんでよかった
 
2022年製作、韓国映画(日本公開作品)
イム・ジンスン脚本・監督作品
出演:マ・ドンソク、チョン・ギョンホ、オ・ナラ、オ・ヨンソ、チェ・ビョンモ
コメント (2)
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