山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

丹沢山歩(さんぽ)

2007-10-14 20:43:57 | 山歩き.散歩
今日は、息子と紅葉の北八つへ行こうと約束していた。今回は息子の彼女も一緒です。あいにく天候が不安定で急遽近場の丹沢の端っこを歩こうということになりました。

夜中の11時過ぎに『道の駅どうし』へ到着。25台ほどの車、みな仮眠中である。迷惑にならないように、朝市の搬入用通路に食材を広げて前夜祭。寒空の中、午前2時まで呑んで語り合いました。息子とのこんな時間がたまらないのです。



このあとは、この場所でシュラフに潜り込み、息子と肩を並べて眠った。不思議に寒さを感じなかったのは、やはりお酒のお陰だろうか。午前7時半、朝市の車が次々にやってきた。ひき殺されるのは本意ではない、気持ちよく目が覚めた。


のんびり朝食を取って、三国峠に着いたのは10時。
身支度を整えて、先ずは『鉄砲木の頭(明神山)』へ向かう。すすきの坂道を20分、夕べの酒が残っていてちょっと気持ち悪ぅ。息子は半袖のTシャツ、元気というかアホというか信じられん。



登山道にはリンドウや野菊などの花が目を楽しませてくれる。またいつもの道草が始まってしまう。



この花はなんて言うんだろう。こんな小さな体で精一杯咲いて、けなげだよね。



季節はずれの野いちごが美味しそうな実をつけている。なんでこの時期にと思って辺りを探してみると、すすきの原に沢山見つけられた。3人で口に含んで見ると、ちょっとだけ苦みを感じた。やはりどんなものでも一番美味しい旬があるんだよね。



のんびり歩いて1291メ-トルの『明神山』頂に。晴れていれば、山中湖と富士のパノラマに息をのむほどなのに、今日はあいにく富士に雲がかかったままである。



小休止して、切通峠へ。



さほど大きな樹木はないが、美しい林の中をのんびり歩いていると、いつの間にか心が静まってくるのを感じる。



トリカブト。大室山の群生は知られているが、ここもあちこちで目に付いた。根には猛毒があるのに花はなんとも美しい、、、、。



苔も美しい。落ち葉の上にしゃがみ込んで見とれてしまう。みんなそれぞれに、思いのまま道草しながら林の中を徘徊する。



こんな林間散歩が大好きなんですよね。





紅葉本番はまだ1ヶ月先、でもカエデは真っ先に黄葉していました。



きのこ。



たっぷり林間散歩をして、さあ明神山へ戻ろう。登りがきつかばい。結局この道で出会った登山者は一人だけ、誰もいないマイナ-な山だからこそなんだね。



明神山に戻りました。



ちょっと遅めの昼食。山でみそ汁とおにぎり、美味しいんですよ。



今日の3人。山中湖方面は雲が厚くて、富士の雄姿は隠れたままでした。



ススキの原を下山。いい山旅になりました。



帰路、ちょっとだけ竿を出してみました。これ、ハゼじゃなくてカジカです。息子と彼女が8尾も釣り上げました。カジカがいると言うことは、この川がきれいに保たれている証拠なんですね。



帰りは『いやしの湯』で一杯やって。
今日ものんびり、いい一日になりました。息子と彼女に感謝です、アリガトネ。
コメント (6)
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