こんにちは!柴田圭ですっ。
今日は昨日の慶、太一ともに反省点だったネットプレーに関しての視点を向けさせてアドバイスをしました。
みんなネットプレーへ行く動機がそもそもおかしい選手が多いんですよね。
練習や試合を見てても浅い返球が来たから前へ出る、って言うのが多いです。
でも前へ出る、ってプレッシャーをかけたり、甘くなった返球をより距離の短い前から打つ事で決めやすくする為に出るワケじゃないですか。
ですので、前に出るタイミング、というのは、浅い返球が来た時、ではなく、相手が苦しくて受けた返球をした時、追い込まれて返球の精度を上げるのが難しい時、に本来はネットへ出るものです。
太一が今日、昨日の決勝の相手のレベルだと前に出ても簡単に決められちゃうじゃないですか、
という発言をしましたが、前に出たんか?と。笑
そうみんな相手が強いと何でも出来る気になるから出来ない事にもプレッシャーがかかって勝手にネーム負けするんですよね。
選手は得意不得意もありますし、その日その日によっての調子もあります、強い選手でも何でも出来るわけではありません。
だからこそ、相手に視点を持って分析して、どういう状態からどういう事が出来るのか、を見て、受ける状態を作ってネットで仕留めて行くのが相手にプレッシャーをかける攻撃的プレーです。
正直速いショットをコースに打つなんてのは攻撃でも何でもないと僕は思っていて、相手を分析して効かせて行くプレー、駆け引きを使って予測をハズして行くプレーが攻撃だと思います。
(僕は粘りとカウンターの選手でしたが、速いショットで左右にガンガン打って来るだけの選手は簡単に粘り切れますし、ミスの出るポイントを掴めばミスをさせてゲームメイクできますが、粘り切れない相手は駆け引きやネットの出方がめちゃくちゃ上手いんですよね)
地区大会レベルの小中学生だとちょっと上手くなって強いショットがコースへ打てるようになって来た、ぐらいでポイントが取れるかもしれませんが、大人の体になってフィジカルが付いて来た選手はそんなんじゃ決まらないので、しっかりとアスリートテニスの中で勝って行けるプレーや思考を今のうちからしっかりと僕は子どもたちに教えるようにしています。
きっと勇人とかはまだ考えながらプレーするのは難しいとは思いますが、そこへの視点は今のうちから持たせて内蔵しておいて将来性を高めてあげたいです。
どういう状態からどんな返球が返って来る、というデータがなければネットプレーは距離が短い分、自分自身にもプレッシャーもかかりますし、
駆け引きと分析ができなければ攻撃なんて独りよがりでしか出来ないので、ツクルも春日丘も"根拠のある攻撃"が出来るようにそういう部分ももっと教えて行ってあげたいです!