こんにちは!柴田圭ですっ。
昨日、やっと太一が長いトンネルから抜け出しました。
これまで1〜2年、4-1とか5-1や5-2、マッチポイントを取って勝ちが意識に入るとプレーが急に萎縮して全く別人のようになってしまって、
ここ勝つと東海!この相手に勝てたら!というような結果や相手が意識に入った試合は本当にどれだけリードしても100%負けて来ました。
本当に100%そこから負けていました。
(それまでもリードからの逆転じゃなくても同じメンタリティで僕が見始めてからもずっと負けて来ました。太一のは場合は太一の力が70あって、40の力の相手に30の力しか出せなくて競って負ける、といような試合が大半で小6の時の県ジュニアのように時々力が出せて勝てる、という時もありましたが、基本は力が出せなくて試合が多かったです。)
この1年ちょっとはリードから負ける、という精神的な壁みたいなものが出来ていて(トラウマのようなものですよね)、それを繰り返すうちにどんどん壁が厚くなって本当に高い壁になっていたので、そこをいつ越えれるか、とい感じでしたかま今回やっと越える事ができました。
もう勝ちを手前に大きい試合を全て落として来たので本当に苦しかったし、苦しいという言葉で言い表せないような想いをして来たと思います。
その都度、僕とたくさん話して落ち込んでも立ち上がって、また落ち込んでも立ち上がって、普通の人なら心が折れてしまうぐらいの数の勝利が掴む瞬間から消えて行き、
それでもテニス命で気合いを入れるために色気付いた髪型を坊主にして来たりして、腐る事もなく直向きにガンバって来た太一と一緒にメンタルに向き合い、何度も心が折れそうになりながらもずっと前を向き続けてトライする太一を見守って来たので、僕もめちゃくちゃ嬉しいです。
僕は良いか悪いかは分かりませんが、僕は自分の試合は自分のものだからめちゃくちゃ勝ちたいけど、みんなの試合はみんなのものだから僕は結果はどちらでも良い、自分が勝ちたければ自分のためにガンバれ。と伝えて来て
試合で負けても勿論彼らの試合、彼らのテニスは彼らのものであって僕のものではないので怒る事もなく、何で勝てなかったか、どうしたら次勝てるか、そして周りの選手の伸びや現状の分析、を冷静に行うようにしていますが、
良い結果を出して選手が喜んでたり、今回の太一や中学新人の勇人のように壁を乗り越えたり、慶がスプリングで優勝して成功体験が出来たり周りの事に気付くようになったりした時はすごくうれしいです。
太一はこれだけ何度も成功を逃しても立ち上がって、何度でも這い上がって、諦めずに前を向き続けて壁を乗り越えた経験は、これからの人生で挫折した時の力に必ずなってくれると思いますし、これからの人生の財産になると思います。
メンタルは弱くて負けていましたがハートと情熱は人一倍強い不屈の精神を持った選手なので、またこれからがすごく楽しみです!
僕が見てあげれる間にブレイクスルーしてくれて、ホッとしましたぁ〜笑
次は慶のジュニアウィンターですね!
慶もちょっとしたブレイクスルーでも良いので何か1つ壁を乗り越える事が出来るようにサポートしたいです。