柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

私の葬儀を誰にたのむか?

2014年01月25日 | 生前


【葬祭スタッフ実務実践マニュアル集】の上下巻です。

ブルーとピンクの本に出来上がりました。
柔らかい感じで、素敵です。

この本を作成してみて改めて感じたことが一杯ありました。

私の葬祭スタッフとしての考え方や行動を書き込んだわけですが
何一つとして、難しいことはしていない事と
最初から最後まで同じ主旨の事しか書いていない事でした。

これを見た方は、「なんだこれなら、ウチでもしている」と思うかもしれないな・・・

出来ていれば、きっと施行数は上がってきますよ!
もし、上がらないのなら何かが違うのでしょう!

会館の良し悪しやシステムの完備で負けても
勝てる方法は人材ですね。
10人いる社員が、全部優秀なわけはないし、
社員をどう育てて、いい対応が出来る機会を多く持つことが大事だと
私はずーと、思ってきました。

5人の社員を採用するのに100人近い面接から決定しても
実際には思うとおりの対応はしてもらえませんね。

どう育成していくのかが違いを生むと思います。

「会葬者が来られたら、こう案内して」と教えたらそれだけを覚えます。
会葬者を案内する為の理由を考えることが大事なのでは?

いらした方の状況や都合は一つではない、
案内をするという目的の中に、どうそれを取り入れていくかが解れば
どんな対応も出来る可能性が広がるはずです。

そのヒントになるように書いたのですが
結果として同じ事の繰り返しを書いていました。


私の方法が一番な訳ではないけど
葬儀社やめて10年近くなっても「死んだらあなたにお願いする」
と言って下さる方が沢山いるので、間違ってはいないと思うのです。


私は今までの多くの葬儀スタッフの育成に関わってきましたが、
「私が死んだときにこの人になら葬儀をしてもらってもいい!」と思える人は
2人、いや3人かな・・・います。
どの方の葬儀をお受けしても、きっと満足いく葬儀をしてくれると思います。

あと何年、携われるかわかりませんが
もっと多くの人が私の葬儀をしてくれるといいなーと思っています。