柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

11名の生徒達

2008年10月28日 | 葬儀専門学校
今年も葬儀の専門学校で講師をしています。
今年は大半が20代の、若い生徒さんです。

毎年、講義の初めに
入学の動機を聞き出します。

約半数の生徒が家族を亡くしています。
そのときの葬儀が
葬儀業界を目指したキッカケになっているようです。

こんなに若いの家族を送る経験をしているなんて。
男女とも平均寿命は80歳を越え、女性は世界一の長寿国だというのに。

葬儀という辛い時間の中で
葬儀社の行動を見極めているんですね。
このことを
葬儀に携わる者は、どれだけ感じているでしょうか?

自分の言葉が
自分の行動が
人の一生に関わる選択をさせているなんて!

この生徒達が出会った葬儀スタッフは
優秀な人達だったんでしょうね。
技術も心も、そうであったんでしょうね。

ここを卒業した先輩達は
転職することもなく、葬儀の仕事に励んでいる人が
とても多くいます。

転職をしないという事は
何はともあれ、そこに遣り甲斐のある職場だということです。

いつも、苦言ばかりを書き並べていますが
この現象を見ていると
葬儀業界も少しづつ、変わり始めているのでしょう。

若者が働き甲斐を感じる業界なら
将来は明るいはずです。


私は専門学校のほんの一部を教えているだけですが
この生徒達が将来、受け持ったご遺族に
同じような影響を与える人になっってくれることを
望んでいます。





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