華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

恒例 大人の修学旅行 猪苗代湖

2009年09月04日 | WINDSURFING
7月から続いた『湖 ウインドトリップ』 第4段は 福島県、会津磐梯山の麓の猪苗代湖です♪

今回の旅は、F原氏とTassyの愉快な仲間 車中も笑が絶えない珍道中だ♪
イベントは 東北オープン 猪苗代湖横断レース (このレース今年20周年です。)
今回は私はスタッフです。海上本部の船に乗ってレース運営
やっぱりレースは海上から観るのが楽しい。
選手のみなさんの緊張感や闘志が直接伝わります。
今年は約50名のエントリーがありました。
しかし、昨年年に引き続き今年も風が吹かず、風速3~4の風でタイムリミットになり
コース短縮のファンレースとなってしまいました。
しかも風向きが大きくふれて最後はのぼりでフィニッシュの辛い辛いレースになってしまいました。
選手のみなさまほんとお疲れ様でした。

ウインドサーファーとして、人生の大先輩として、女性の生き方、お手本・目標にしたい方がいるんです。
毎年、猪苗代のこのイベントでご一緒させて頂くNORIさん
ご夫婦ウインドされていて、今回もご夫婦でレースエントリーされてました。
NORIさんの辛いレース最後までがんばてる姿をみると私はまだまだ、、
65際というお歳を聞いてびっくり!
いつも凛と背筋が伸びて、贅肉一つない美しい体型、普段も運動を欠かさないそうです。
今回も朝、私が飲み過ぎて目が覚めたら、40分の朝のウォーキングから戻られたところ!!脱帽。
(その後、朝風呂だけちゃっかりご一緒した。)
綺麗な姿勢は昔、日本舞踊をされてとか、今でもご自分で着物を着こなしたり、まさに静と動を兼ね備えてる女性。
自営お仕事もまだまだご夫婦で現役で、お子さん・お孫さんに囲まれて、、ゆとりある生活も若さの秘訣かな?
とにかくポジティブシンキング!人生を謳歌する人。話てるだけで楽しいです。
いつもご夫婦で仲良くキャンピングカーで遠征されてます。
たまにお会いしてお話するだけで、刺激と元気をいっぱいもらえる素敵な女性です。
私もまだまだがんばれるよな~~。

SUMIさん結婚パーティーで
お互いの街の姿、 ドレスアップ姿がめずらしくて♪一緒にパチリ


猪苗代の夜の宴会でパチリ!



レース終了後はここから恒例の大人の修学旅行です。
O社の保養所に帰って、お風呂に入って、美味しい夕食です。
実は悲しいお知らせ、、このO社の保養所は年内でなくなるのです、、、、
今年が最後の宿泊です。。
やっぱり食事はめちゃおいしくてすごいボリューム。
誕生日月のプレゼントに赤ワイン一本頂きました♪(ケーキという選択もあったが、、私はやっぱりこっちだ!!)




今回、保養所に泊まれなかったチームはお向かいのペンション。
宴会はそちらに移って、、、にぎやかに盛り上がりました。
が。。。10:00保養所の門限で泣く泣く解散。
その後はこじんまり部屋飲み。(今年はカラオケルームが取れなくて残念。)


翌日は天神浜オートキャンプ場にてウインド&BBQです!
今年も美味しかった。
前日レース会場に農家直売の野菜を安く売りにきたのでインゲン・茗荷・じゃがいも・とうもろこしをGET!
竹ちゃんの実家の酢橘と泉州の茄子も毎年恒例になってる
玉ねぎ丸焼きとかバター&ダシしょうゆの味付けとかマンネリ気味のBBQにも新しい発見もあり!
思わず運転手二人に許可をもらってビールに手を出す。

そして
いい風が吹きました!!うれしかったです。
めちゃ乗れました♪アウトは吹きすぎてビビリました。
程ほどのアウトしか出てません(笑)
そんなにアウトに出なくても 吹きました。6.7でジャストな感じ。
約2時間 気持ちよく走りました。
楽しいが一番◎

でも、ウインド反省点
未だストラップに両足入らず、、ジョイントをもう少しまえにしてはどうかとのFさんアドバイスは今後の課題。
それとセールに引き込みが弱いためになかなかプレーニングに入れないのだと。。
マスト荷重も不足。ハーネスに体重預けすぎ、、(自分としてはとても楽に乗れて◎っと思ってる)
プレーニング時の姿勢について今後もうちょっと指導を受けたい感じ。
こんな吹いたら走るのにいっぱいで
ジャイブ練習もなかなか出来ません。
でもまずはプレーニングですよね。

2009年ウインド 11日目
秋だこれからだ!

来年も参加したいな 大人の就学旅行


中国映画 

2009年09月04日 | MOVIE
対照的な2作品
『活きる』 『王妃の紋章』を続けて観ました。
どちらもとても見応えのある映画作品でした。
このまったく違う作風の共通点は

主演女優のコン・リー(鞏俐)
中国の大女優です。主演作品は多すぎて上げられないですが、、
デビュー作「紅いコーリャン」 紅高粱 (1987年)が強烈な印象。
当時、中国の百恵ちゃんって言われましたね(懐かしい)
最近は米映画にも出てます。
調べて見ると同じ歳でした。。びっくり 貫禄と妖艶、、、足元にも及ばない。
この人に釣り合うのは並の男じゃダメダメ!!(カネとか地位だけじゃない男であろうはず!)
柔な男はクールビューティーの目でばっさり叩き切られます。

そしてこの2作品の監督は 張芸謀(チャン・イーモウ)
この人も好きな監督です。名作いっぱいあります。
『初恋の来た道 』があるかと思えば『HIRO』や『LOVERS』といったワイヤーアクションもあり
ま逆の作風でありながらどちらも”これぞ中国”
観客を引きこみます。
役者の使いも上手いんですね~~キャスティングいいですよ。。。
どちらのタイプの作風でも世界的に高い評価を得てるからすごいと思う。

『王妃の紋章』

豪華すぎるセット・エキストラの数・見事な衣装・装飾品の数々観てるだけでワクワクします。
冒頭の女官の朝支度のシーンは圧巻。
いけばなでも馴染みの深い秋の『重陽』、菊の節句が作品の大きなカギとなる
金の菊の刺繍の美しい事。
宮廷を飾る黄色の菊の海が見事。
戦闘シーンやワイヤーアクションシーンもすごいんだと思うけど、、
私は戦の後始末のすごさ、完璧・迅速 ・・非情 魅せられましたな。
作り事でも誇張でもなく、つくづく当時の中国王朝ってすごかったんだろな~~

国王役の 周潤發(チョウ・ユンファ)は 日本では一昔前に”男たちの挽歌”で一世風靡した人。
老いてますますの色気って言うんでしょうか、湿気を帯びた執念深い表現が上手い。
いい男なんで、、観ていて 王妃がそこまで拒否するほど王は悪い人なの?
王妃はただ王の愛情に素直に応えてたら幸せなんじゃないの?っとチラっと思ったのは私だけ?
(それじゃ物語りになりませぬが、、)
小難しい歴史的背景の説明なるものがないので、、で登場人物の人間関係だけ集中出来る。
これぞ映画は娯楽!
理屈抜きに楽しめる、、豪華絢爛にかなりお腹いっぱいになります。 ★★★☆☆

『活きる』(原題:活着)


”ワイルドスワン””大地の子”を読んだ時、
今まで知らなかった壮絶な中国の歴史に強烈なショックを受けました。
この映画を見て、、これだけ時代に翻弄させられて
それでも逞しく活きて行く家族に清々しさを感じました。
ラストシーン、
笑ってマンドゥー分けあって食事するシーンはなんか泣けてきますね。
文化大革命時代の中国に生まれなくてよかった。ほんとに思った。
この映画、公開当時は中国では上映禁止されたとありました。(今もかな?)
コン・リーの存在感はすごいです。強さが美しさになっていました。
夫・福貴(フークイ)俳優 葛優(グォ・ヨウ)の存在感、凄すぎます。
これ演技じゃなくて地なのかな?って思ってしまう。
本当なら重くて観てるのもしんどくなる題材なのに、、
作品全体のこのカラッとした感じはなんなんでしょう?
いつまでも、いつまでも心に残って、ふとした時に思い出してしまう、そういう種類の映画です。
観てよかったと思わせます。 ★★★★★