華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

シネマ坊主

2010年01月15日 | LIFE
晩秋~冬は特に沢山の映画を観ます。
一日中 TVの前で4~5本立て続けに観ることもあり。(最近少ないな)
2本立3本立ては当たり前!

ここ最近見た映画をざっと(覚えてるのだけ)

冬は家に篭って映画三昧が私の至福の時。


スラムドックミリオネア


 ダニーボイル監督だったんですね~~
 ここまでインドの現状を深堀したたのでインド人監督と思ってました。
 現代化と根深い差別と貧困。。いや~~すごいです。
 物語の流れとミリオネアの出題、、上手く流れて行きます。
 そしてジャマールの顔の表情がすべてを際立たせてる。
 『シティーオブゴット』を観たときと同じようなやりきれない気持ちになりました。
 でもジャマールの成就によって観てる私たちも救われました。
 
 最後はやはりダンス。。だからインド映画(監督)やと思いました。

 これは昨年のアカデミー作品賞 文句なし。


ホノカアボーイ




 前にも書きましたが。。正しい日本語の表記は ”ハワイイ(HAWAII)”なんですね。(著:池澤夏樹 ハワイイ紀行より)

 ハワイイ ハワイイと来てみたけれど~~~あなた恋しやつきのにじ♪挿入歌がいつまでも心に残った。
 
 どのシーンを見ても行ってみたいだらけ。。
 でも、レオ君がいい若者が楽園に長居は禁物なのかもね~~

 Beeさんの台所、カーテンから家のすべて、洋服、、、なんとも言えませんね~~
 懐かしいのか新しいのか、スタイリストに脱帽です。
 私も最初からカキ氷のキョロちゃん気になってました。
 
 こころ穏やかな日に是非観て下さい。 

劔岳 点の記


 役者の顔ぶれもすごいし、ロケもすごい(って前評判げすごいし)、
 たしかに面白かったが、、、TVのスペシャルドラマの枠を超えなかった感がある。
 人物それぞれに感情移入できなかった。揺さぶられなかった、、、
 元山岳部のYODAっちもイマイチっぽいかった。
 最近、浅野忠信の魅力激減してると思うのは私だけでしょうか?

それでも恋するバルセロナ


 久しぶりのウッディアレン監督 役者とスペインの景色を楽しめる。
 ハブエル・バルデム あの、ノーカントリーの殺し屋って信じられますか?
 役者ってすごい!
 重い映画の後の口直しにどうぞ。

ブーリン家の姉妹


 実在のフランス王妃 アン王女の物語 
 昔見た『1000日のアン』という映画を思い出す。もっと暗く憂鬱な映画だったという印象
 ナタリーポートマンははまり役。
 スカーレットヨハンソン、いつも後ろに控えるこんなタイプ役も出来るんだ~~
 上記 恋するバルセロナの男に自信満々は影もない。
 荘厳な雰囲気のこの時代の映画 結構好きです。
 いつもこの時代に生まれなくてよかった~~って思いつつ鑑賞

重力ピエロ


 伊坂幸太郎の原作を読んですぐに観た。
 こんなことってあるだろうか!っとあまりにも衝撃的なストーリー、、
 なのに重くない。。。
 最近とても気になる俳優 加瀬亮 うまいな~~ 岡田将正くんも輝いてる。
 鈴木京香がよかった。
 この役、渡部篤郎か~~ハマリ過ぎ!

フィッシュストーリー

 
 こちらも伊坂幸太郎原作
 大森南朋、素敵。 音楽 斉藤和義
 想像もつかないストーリー展開でグイグイ引き込まれました。
 面白いですね~~この発想が、、いい感じです。
 原作も面白いのかな~

ジャージの二人


 長島有の原作が面白かった。が、映画はその面白さを100%出せてなかったような気がする
 役者もいいのに、、
 原作のイメージ、、お父さん、鮎川誠かな??
 ところどころ クスリと笑うツボあり。 
 大楠道代 ってどんな役でも画面に出てくると存在感あって、凛とした姿が素敵。

 小説は
 『サイドカーに犬』
 『泣かない女はいない』
 も面白かった。

ベンジャミンバトン


 伝えたかったのは特殊メイクでこんなことが出来ますって事?
 確かにブラピメイクすごいけど、、女目線は ケイト若さ~老けですね。
 ケイト。。美しい。年齢と共に美しくなっていく稀な人
 たしかにほんとに数奇な人生なんだけど、、だから、、心に響くことはなかった。。
 
少年メリケンサック


 クドカン、ファン必見。
 クドカンファンならずとも音楽好き、バンド経験のある人は楽しめる。
 いや~~ここまで強烈だとは、、トモロヲさん面白すぎ。
 ほんまおもしろい。
 でも観てるとめちゃ疲れるから、2回は観たくない。。。
 あ、『舞妓ha~~n 』の時も確かそう思ったわ(笑)
 
 それに比べてドラマ『タイガー&ドラゴン』や『キサラズキャッツアイ』は
 何度も見てしまうんですね~~
 ドラマはちょっと薄目にに仕上がってるからかな?
 
トランスアメリカ


 なんの予備知識もなく観てよかった。すごい映画です。
 そしていつまでも心に残る映画の1つ。
 主人公が『デスパレートな妻たち』などで知られる女優、
 フェリシティ・ハフマンだったと知ったのはかなり後で、、めちゃびっくり。。。
 ラストシーンで救われたわ~~
 
チェンジリング


 イーストウッド監督 
 若く俳優のときは、自分を英雄化するばっかりの人だと思ってたし、女性との浮名も絶えなかった。
 監督になった作品はどれもヒューマンドラマで素晴らしい。
 この話も実話。心にぐっと来ますね。
 当時のファッションとメイクは窒息しそうだけど、、
 アンジーの演技も揺さぶられました。
 息子を持つ友人がたまらないと言ってたの思い出しました。

グラントリノ


 イーストウッド監督作品で1~2を争ういい映画でした。
 ぐっと心に染みました。
 アメリカのこんな部分は治るどころか、ますますエスカレートしてるのかも。。。
 物語のラストと、イーストウッドがこの作品でスクリーンから姿を消すという事実が重なって更に心に染みました。
 西部劇やダーティーハリーから彼を観て来た私にとって、本当に老けたな~~
 でも、今までいい生き方してたのがにじみ出てる。。ほんとに寂しい。

 エンディングとタイトルが最高に渋いです。

 そういえば、、昔、カーメルン(昔市長してました)の彼のお店(レストラン)に行きました。
 もちろん彼には会えなかったけど、、とても素敵なお店でした。あのお店今も健在かな?

7つの贈り物


 冒頭のシーンからわかってたけど、、切ない。。。
 グラントリノのラストと一緒で、、止めたい、止めたい、、、
 残された者の辛さを思う。
 ウイルスミスは無条件で画面に出てきただけで顔がほころぶ大好き俳優。
 だから痩せた姿とシリアスな演技で余計に泣けた。
 コメディーもシリアスも留まる所を知らずのウイルスミス♪無敵ぶりいつも応援したくなるのだ。

 盲目ピアニスト、彼らしくないええ演技してましたな。。(名前忘れた~~)

 切なさも種類もぜんぜん違うけど カズオイシグロの小説『私を離さないで』 思い出した。
 超おススメの小説です。

傷だらけの男たち


 定期的に観たくなるこの手の香港映画、、
 そしてトニーレオンの映画。。
 インファーナルアフェア(3部作)を超える事はないっと、観る前から判ってるのだが、、、
 だったら”インファー、、”を何回も観てたらいいのかも(笑)
 金城武も好演。


言いたい放題ですが、、今日はこの辺で、、

さよなら、さよなら、さよなら。 (今回は淀川長治で、、)