華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

携帯の無い青春

2010年04月26日 | MUSIC
携帯の無い青春 著:酒井 順子

タイトルに思わずかぶりついた! ほんとにまったくその通り!
久しぶりに面白いエッセイ一気に読んだわ
著者は『負け犬の遠吠え』が有名になった酒井順子さん
1966年東京都生まれ。私より一学年下 ほぼ同年代。

ピンクレディー、サンリオ、オリーブ、DCブランド、ディスコ、ワンレン、金八、女子大生ブーム、一気飲み、カフェバー

記憶の確かさと冷静な分析。流石の文章力。
ぼんやりと曖昧な記憶が酒井さんの文によって今更ながら整理されてスッキリした感もある。

同年代の共感するところがいっぱいある反面、
著者は東京の名門(ユーミンの後輩)学校で、高校時代から雑誌オリーブに連載をもったりして
華やかで洗練された青春。
一方、私の方は時代に蔓延るツッパリ・ヤンキーな文化と上手く共存して(流されたとも言う。。笑)過ごした青春もあり。
羨ましくも大きな違いを痛感する。(その後上手く完全脱出に成功したけど)

本中の『カラオケと健康の話をするのは同年代と』
まったくその通り!!
お友達と化粧品CMっしばり・角川映画主題歌しばりってカラオケを楽しむそう。私も一緒に行ってみたい!

我が家の電話は真っ黒のダイアル式、コードレスでも延長コードでもなく
階段の下にガッチリ固定されてた。
しかも我が家は三姉妹、、電話を巡る壮絶なケンカ。。。ならないほうがおかしい。(次は服の貸し借り!)
かかってきた電話で話した瞬間に『早く切って、切って!』姉二人のコール。(恐すぎる)
やっとキャッチホンにしてくれたのはもっと後のこと、、、
親が電話会社から明細をとって自分のかけた電話にマーカーで申告する女子寮的な時代もあったし(笑)
公衆電話も、よく利用しました。。。彼のお母さんやが出たらやっぱりドキドキ。
あの頃、携帯電話のこんな普及なんて夢にも思わなかった。。。

この本の面白さ共感したくて、早速KUMIちゃんに持って行く♪
これも姉のお勧めの一冊でした。



ついでにめちゃ面白かった一冊紹介。
PEACE  著:みうら じゅん

姉の
『彼の笑いは人を選ぶから、受け付けない人はまったくダメみたいやねー。
本、読んでみて、涙出るほど笑えるよ~♪』
コメントにすぐに手に取った一冊。

ほんとにいっぱい笑った!
確かに人を選ぶと思う。

この人の発想はほんとに面白いわ。
あらためて 多くの みうらじゅん 火付けのブームに知らぬ間に自分も乗せられてたのだと気づいた。
最近深夜のNHKで”世界遺産でプログレ完全復活”っと題して
京都の東寺でローリー寺西と野望を成し遂げてました。
いやいや、、今更ながら 凄い人です。

最近、にやにやしながら読んだ一冊。 LOVEも読んでみよう。