華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

華麗なる一族  

2010年11月17日 | LIFE
妹の様な、娘の様な、親友の様な・・・CHIEちゃんの結婚式です。
CHIEが3歳の時からずっと一緒に遊んできて、小学校高学年では親無しで泊まりイベントに着いて来て
二人で映画に買い物、お出かけも一杯しました。
式の前日に電話をもらった時からもう胸が一杯でした。

会場は琵琶湖湖畔の大津プリンスホテルです。
練習の成果、一人で何とか訪問着を着ることが出来ました。
いつの間にか自分も和服な年齢になりました~~しみじみ。


そして今回は新婦にリクエスト いつまでも家に飾りたいからとシルクフラワーで作ったブーケ
白ウエディングと黒ドレス用です。


ブーケは何回作っても緊張します。新婦への思い入れが込もってしまいます。

チャペルで父親BORIさんと入場したCHIEはほんとにほんとにかわいかった。
BORIさん緊張のあまりロボットもたいな歩き方になってました。
最愛の娘なんで当然ですね。


披露宴会場・・・ディナーショーも行われる一番大きな会場でびっくり!
新郎の親族がすごい沢山!バスを連ねて長浜から参加。
負けじと我々昔からのウインドチームのテーブルは血の繋がってない親戚同然、これが元祖週末家族です。

白ドレスの次は和装で登場!色内掛けがすごくかわいい。
衣装に合わせたBGMがかっこよかった!(三味線で始まるロック・・・たぶんモンキーマジック?)
和装の退場の際は母MOTOKOさんに手を引かれて・・・姉妹親子の感動のシーン

色ドレスは黒に差し色にピンクを効かせてとてもよく似合ってました。
ブーケは今回ほんとに悩んだけど直感で決めたブーケがまるでドレスの一部のようで
それと髪に飾る花も一緒にしてトータルでほんとに素敵だった。
この入場を見届けて、知らずに緊張してこわばってた気持ちが一挙に安堵に変わった。
やっぱりブーケも大役。。。
CHIEのイメージ通りで気に入ってくれた一番うれしいな。


新郎SYOGOクンの地元長浜の友人が作ったDVDが超お洒落でかわいかったし
『CHIEちゃんの事が大好きです!』って泣き出す女友達・・・友情は素敵だ!
なんだか若さがうらやましい。
そういえば私たちも結婚したのも今のCHIEと一緒、26歳でした。
その時CHIEは6歳で、自らの強い意志で結婚式に出席してくれました。
100人以上の大人の前で乾杯の音頭をとってくれました!(懐かしい!)

式も終盤・・劇団四季が決まった弟のケースケが歌いました。
朝から控え室で話してると、まだまだやんちゃで子供な奴ですが、、、
一度舞台に上がると堂々として顔つきまで変わるのです。
姉のリクエストでミュージカル『美女と野獣』を従姉妹TOMOちゃんとデュエット。
昔、ディズニー映画の新作の度にCHIEと二人で観に行ったのが懐かしく思い出される。

そしてソロで歌ったのがnavy&ivoryの『指輪』 新郎の心情を代弁する歌詞
歌でここまで人を感動させる様になったケースケの成長にもウルウル
会場ほとんどが聞き惚れた歌声でした。
新郎側の親戚の方々もびっくりされたのでは?既に立派なスターでした。
両親の喜びがこっちまで伝わってきましたよ。


かわいいFUKABORI兄弟 舞台を降りたらこんな馬鹿な感じ(笑)


そして終盤両親への手紙
二人とも両親へのストレートな気持ちが込められていてほんとにいい手紙でした。
愛されて育ったあり難さですね。

今日のFUKABORI家はまさに華麗なる一族でした。
昔から家族ぐるみのお付き合いなんで
新婦自身にも、両親にも、兄弟にも、従姉妹にも感情移入して
私も思い入れたっぷりの式でした。

あの小さかったCHIEちゃんが今日立派に嫁ぎました。
晴れの席に出席できて本当によかった。

おめでとう。ずっとお幸せに。


二つの祖国

2010年11月17日 | LIFE
半年ぶりに実家に帰りました。
Leonは私を見ると気が狂い吼えまくる・・・

台所からは浜村純の声が聞こえる・・・実家に戻った実感(笑)
それに、電車の中の素人の会話はイチイチ面白い・・・・関西やな。

日中は脱兎のごとく なんば~心斎橋~本町~堺筋本町 を駆け巡り(結構歩いた!)
変わらない大阪と変わった大阪をじっくり楽しむ。いつもの様に大阪でした出来ない買い物三昧!
母の着物と一緒にごっそりダンボールで送ります♪
東京にモノはないの?っと相変わらず母に嫌味に笑われる・・・大阪が買いやすいねんって!

きもの憑いてる私は盗賊の様に家の衣装を漁って・・・小物までごっそりお持ち帰り。
羽織やコートやショールにバックでマイワードローブが充実!

夜は両親とMIHO姉の4人で近所の 『味彩 』 割烹って言うのかな、和風のお店らしいが・・・
姉が吉本芸人が絶賛で紹介してたのを聞いて予約をしてもらいました。
(20年近く華のお稽古で通った道だったのにホントノーチェックでした。確かに子供の行く店ではない!)
行くまでの近所の町並みががらりと変わってる事にもびっくり。

お店は割烹、和食メインの雰囲気ですが、洋風もあり 創作料理的なメニュー盛りだくさん
店にはメニューというものはなく耳と目で選ぶ。
若いお店の人の 本日の料理の説明は度肝を抜かれる・・・(量にも内容にも)
耳の悪い父に筆談するのが追いつかない。。。。内容の興奮で字がかけない(笑)


鯛・蛸・馬刺 から始まり数え切れない創作料理を 






大将のセレクトしたワインで頂く(白→赤)


それぞれの料理は一人前でも4人でシェアし易い様に出してくれて
大将曰く、少しづつ食べて、沢山の種類を楽しまれてはと・・・あいがたい。ほんとに食べた。
お酒を飲めない母も大喜び
芸人の写真に混じって阪神金本選手の写真があって父上機嫌。

大将の料理に対するこだわりは食材の鮮度・内容すべてにわたって感じるモノでした。
雰囲気も接客もよく★★★★★ いくつつけてもつけたりないお店・・・満足


実家に帰ったらここに決めた!

その後HIROEが合流してMIHOと3人で保BAR・・・久しぶりで時間も忘れて語る。
遠慮のいらない会話はいいね~~


おっと私明日早朝起きで着付けして結婚式だった。
いつもながら帰省してもまったく時間が足りない。
逢いたい人・行きたい所がまだまだいっぱい。

やっぱり大阪はええ。故郷があるのは幸せ。
これからも引越しはいくらでも出来るけど
生まれ育った場所と家は世界に一つだけいつでも帰って来られるという安心感。

そして今住む逗子も大好き・・・
ここを離れたくなくて、このまま永住したいと思うし・・・

まさに贅沢な二つの祖国(笑)

今回も短編でしたが大阪を満期しました。
常に小走りで小汗かいてた感じ。