三陸海岸大津波 (文春文庫)
吉村 昭 (著)
昭和45年(1970年)に書かれたものです。
明治29年、昭和8年、そして昭和35年のチリ地震。三度の大津波の
前兆、被害、救援の様子を体験者の貴重な証言などを記録した書。
著者がこの地を自分の足で調べ徹頭徹尾「記録」に徹してる分だけ過去の悲劇と津波の恐ろしさが
ひしひしと伝わってきます。
解説にも未来に伝えられるべき貴重な記録 大切な伝言として受け止めたたいと締めくくっていて
まさに同感です。
今まで知らなかった事、沢山学びました。
昭和8年の津波では天皇陛下から御下賜金として被災者に贈られ
国会開催中であったので衆議院では議員1名につき10円の寄付金を集めて
被災地の贈ったと記録されている。
日々NEWSでうんざりする政治家の足の引っ張り合。
その時間やお金をもっと建設的に使って欲しいと切に願う。私たちの血税。
ところで本書の中で何度も何度も ヨダ=津波と出てくる
東北の言葉で 津波は昔から ヨダと呼ばれ恐れられている・・・ちょっと微妙。
もともと、会社で会議の合間の雑談でこの本の話になり
本を読まれたお二人が。。。とても言い難そうに・・・
本の中にヨダ・ヨダって出てくるんでよね~~
東北では津波をヨダって言うんだよね~~って本を貸し手くださったのだ。
それにしてもこんなに沢山、ヨダ=恐ろしいと出てくるとは・・読んでて複雑です。
近々東北に行きたいと思ってるが ・・・
『ヨダです』って名乗り難いやん。
ヨダはヨダでも津波のヨダじゃないだっぺ!!怖がらないでケロ。
「ヨダ(津波)が来っつぉー!山さ逃げろー!」
http://hanasukko.exblog.jp/8288012/
こんな民話ページも見つけました。
ヨダダヨ