華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

いけばな教室  4月26日

2015年04月27日 | Flower
立盛体(りっせいたい)

太藺(ふとい)
芍薬(しゃくやく)
斑入り連翹(れんぎょう)
マトリカリア(和名:夏白菊)
 
初夏に花を咲かせる直立不動の姿は日本の水辺の景色に清々しい印象を与えてくれます。
その姿を頼もしい男性にたたえて万葉集にもオオイグサの名前で歌われています。
今回は、その直立不動の太藺の性状生かして立盛体に活け表します。

・体の寸法は標準よやや長め 長短をつけて空間の取ります。
・相はやや傾けて体と同化させます。
・用は中央よりあまり振り出さない

凛とした姿で端正に活けます。