学習塾 志気進研

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<3つのパターン>

2007年08月27日 | 言わせてちょ~だい!
8月も後半。

志気進研の夏期講習は明日まで。

もう来週の月曜日には2学期のスタートだ。


夏休みの終盤というとお決まりの・・・

たまりにたまった学校の宿題とのご対面だ。

「うわー!やべえ!手つけてねえよー!」

なんてマンガの世界の話のようだが、

実際にも少なからずこういった状況の生徒は存在するのだ。

まあ、全くやっていないという生徒はいないようだけど。


最近よくテーマにする、

「やらなければならないことはきちんとやる」

と重なる話だが、この宿題に対しての

塾生の取り組み方は3パターンある。


1つ目は、「先行逃げ切り型」。

とにかくやれるだけ先にやってしまうのだ。

宿題の内容が分かれば、夏休み前であろうが

どんどん消化していく。

やるべきことはとにかく先にという考え方。

「夏休みが始まる前に終わらせちゃうんだ♪」

なんて言いながら、張り切っている。

自主性と積極性があって良いと思う。

面白いのは、日記であろうが全て先に書いてしまうのだ。

そうなってしまうと完全に未来日記だ。


ただ、気をつけなければならない点は、

終わらせることだけに目が向いていないかというところ。

ノートの字が雑だったり、答えを写しただけだったり、

作文にしても推敲を全く指定無かったり。

早く終わらせるに越したことは無いが、

それがいい加減なものではダメだということ。

ここは注意しなければならない。


2つ目は、「コツコツ積み上げ型」。

毎日○ページずつと決めて取り組むパターンだ。

これは理想的だ。

塾の小学生でもこの型で9月に提出分の宿題を

8月に提出した子がいた。

「もう仕上げたの?凄いねえ!」と僕が言うと

「1日2ページと決めてやったから」ともっともな返答。

さらっと当たり前に言うところが立派だ。

まあ、その子にとっては極々当たり前のことなのだろうけど。


この型の気をつけなければならない点は、

設定した進度に無理がある場合だ。

この予定が崩れると後の予定もパンパンになり、

その後がパンクしてしまう恐れがあるのだ。

旅行の日も予定していたが出来なかった。

体調を崩してしまい出来なかった。

理由は様々だが、どうしても勉強時間が

取れない場合もやむを得ず出てくるだろう。

そうなって、後でパンクすることを防ぐためには、

5日に1日とか、日曜日は空けておくという風に

予備日を作れば良いのだ。

計画を作る際に、その日は予定に入れずに考える。

予備日は、そこまでにやっておかなければならないのに

出来なかった内容をやる日にする。

特に無ければ、休んでも良いし、

予定を繰り上げて先に進んでも良い。

そうすれば、この理想的な型の生徒は更に理想的になるだろう。


最後は、お決まりの「最終コーナーからの追い上げ型」。

やれるときにやろうと思っていたら・・・8月も後半だった・・・。

計画も無ければ、未来を予測することも出来ない。

必然の結果が待っていて、それに翻弄されるパターン。

何とか宿題として形のある物に仕上がればまだ良いが、

終わらなかったなんていう事になったら最悪だ。


この型は、特に中学1・2年生に見られる。

小学生の中にもいるかな。

いつも決まった者たち。

塾で接している中で、再三アドバイスや警告はしているものの

コツコツ人間になるには、そう簡単にはいかない。

時間を要するだろう。


毎度言っているような気もするが、この型からの脱却を試みるならば、

基本的な生活スタイルから変革をする必要があると思う。

日常の些細なことの中での「やらなければならないこと」

これが出来ずに勉強に対してだけコツコツやるとは思い難い。

日々塾生と接していて、「基本的な生活スタイルと勉強」とは

全てにおいてとは言えないかも知れないが、

多くの面でリンクしているように感じる。


僕としては、塾で接している時間だけでも、

改善の方向になるようにしていかないとな。

塾生にとっては厳しく感じる時もあるかもしれないが、

やるときはやらないとね。


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