＜朝ごはん食べてる？＞

昨日は中学２年生が、みっちり補習をしていった。

友達よりも早く終わって「やった～！」と声を出し喜ぶ子。

常に速く正確にできるようにこれからも訓練あるのみ！！

一方で暗記や計算で時間がかかり、先に帰る友達を横目に

「なにくそ！」という様子を見せながら頑張る子。

できるまで応援するぞ！努力あるのみ！！

志気進研の中は、仲間と切磋琢磨する良い環境ができている。


一方で、家庭では勉強を頑張れる環境ができているだろうか？

最近気になることは、朝ごはんを食べていない子が多いことだ。

理由を聞くと・・・

「時間が無い」、「ギリギリまで寝ていたい」

「食欲が無い」、「食べたくない」

との答え。

前者は、夜更かしをしているせいか、ごはんを含めた

準備の時間を見据えて規則正しく起きる習慣がないのだろう。

後者は、夕飯が遅いのが理由だろう。

夜中にカップラーメンやお菓子を食べる子なんてこともあるのか・・・？


朝ごはんを食べないとどうなるのか？

結論を言えば、脳みそに栄養がいかないのである。


例えば、大人であったら、

仕事への集中力、注意力が低下する。

ミスも多くなるだろう。

休暇だとしても、何も行動に移せず気付いたら夕方！？なんて事も。

出掛けても頭が回らず、ぼーっとしてしまう。


子どもにおいて考えるとどうだろうか。

これは、大人と同じ。

朝ごはんを抜くと、昼の給食の時間までぼーっとしているのだ。

学校へ行って教室のイスに座ってはいるが、頭が寝ているのだ。

しかも、学校の給食は１時に近いので、

４時間目なんて、どうなってしまうのだろう・・・？

６時間授業だとすると、２/３も頭が働いていないことになる。

更に、子どもの時間割を見てほしい。

１～４時間目のほうが、５、６時間目に比べて、

国語・数学・英語といった主要な科目が

多くなってはいないだろうか？


朝ごはんを抜くことで、この大切な１～４時間目を無駄にしてしまっている。

そんな子は、学校の先生の話を聞いていなくても仕方がない。

僕に、「学校で既に習っただろ？」と聞かれたときに、

「習ってない。聞いたこともない」と答えるのも仕方がない。

学校の授業は、全然分からないというのも仕方がない。

頭が働いていないのだから必然の結果である。


こればかりは、本人が授業を聞いているつもりでも、

脳に入っていないわけだから、記憶として残らない。


まずは、朝ごはんをしっかり食べる。

これが勉強に対する良い環境の第一である。

塾に来るときも食べる時間が無い場合は、

おにぎり一つほお張るだけでも、脳は元気になるだろう。

ちなみに脳が栄養として吸収できるのは、ブドウ糖のみ。

ということは、デンプンたっぷりの穀物を食べると良いのだ。

やはり日本人は、ご飯がベストかな？

僕の家庭での朝は、パンだったけど。