学習塾 志気進研

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<成長を遅らせるには>

2012年05月23日 | 言わせてちょ~だい!

ある塾生がこんなことを言っていた・・・

「俺の親、俺のカバンの中、勝手に開けてるよー。

だって、俺がプリントとか出さないからさー」


どうやら、日頃プリント類を出さないので、親がカバンの中を探っているようだ。

大事な連絡が親に伝わらなかったら困るのでそうしているのだろう。

しかし、これでは子どもの成長を遅らせているようにも感じる。

子ども自身で必要な連絡を伝えるという機会を、親が奪っているということだからね。


小さい子が自分で服を着られるようになるのも同じだろう。

ボタンを一つ留められるようになるのもそうだろう。

ある程度までは、親がやってあげ、手本を示すことが必要だが、

いつまでも親がやってあげていたら、成長を遅らせることになる。


子どもが何度か失敗しても、大人はある程度我慢が必要。

子どもの成長、自立を優先に考えるならね。


不必要なところにまで過剰に手をかけると・・・

依存したままで自立を遅らせる

自分で思考しなくなる


過剰に手をかけただけ、成長を遅らせることになる。


その子にとって得意不得意はあるかもしれないが、

ある程度のところまでは、自分で出来るようになってもらいたい。


塾でも同じだ。

必要なところは手を貸す。

しかし、自分で出来ること、考えれば出来ることは、やってあげはしない。

そこで手を貸せば、次も同様に人を頼るからね。


手を貸すのであれば、解決策を一緒に考えていけばいい。


冒頭のプリントの提出であれば、連絡用のクリアファイルを用意し、

必要なものはそこに入れて帰宅したら必ず机に出す・・・

というルールを作ればいいんじゃないかな。

そうすれば、プリントがぐちゃぐちゃになってバックやランドセルの奥底に・・・

ということも無くなるだろうからね(笑)


その場しのぎにならないよう、ぐっと我慢。

手を出すべきところと出さないところの判断。

そして、解決策を考える。

これがなかなか難しいんだけどね。


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