＜楽しみな新中１生＞

今月から新中１生は中学準備講座を行っている。

今日で６回中、２回を終えたわけだが、

生徒の力・性格が少しずつ見え始めてきた。

もちろん、小学部からの通塾組は、それ以上に分かっているのだが、

今までよりも接する機会が増える分、より新たな面が見えてくるだろう。


中学準備講座では、小学校で習う基礎部分の復習が中心。

唯一、英語だけは予習だろうか。

とにかく先取りでリードする前にしっかりと足元を固めていこうということ。


今日は、初日に行ったことの再テストがポイントだった。

算数では、小数の除法（余りあり）・工夫する計算。

英語では、大文字・小文字を超！丁寧に書くテストである。


「どちらも同じことをやるのだから、完璧に出来るよう覚えてこい！」

と、言っておいたのだが・・・

・・・まだまだ甘いね。

ま、言っただけできちんとこなせるのならば、塾はいらないということか。

算数では、余りを元の点から下ろしてない者が数名。

英語では、既に間違ったもので定着している者もいた。

「ず～っと、これで書いてた～！！」

なんて言っていたからね。

あとは、お決まりのb,dを逆にする者もいたね。


思ったよりも間違えていたな、というのが印象だが、

まあ、最初はこれでもいいだろう。

こういった失敗を今のうちにすることに意味があるのだから。

覚えた気になっていただけ。

準備がいい加減だった。

そういうことをここで自覚していってほしい。


少し、厳しいことを言ったが、彼らの良いところもある。

それは、授業態度だ。

僕の話を目で聞く生徒の多いこと。

正解に喜び、間違ったら悔しがるという素直な反応。

「分からないことは自分で調べて書きなさい」という時間においての

一生懸命に調べる姿勢を見せる真面目さ。

言われた通り、大事なところはメモを取るということができる生徒。


話を目で聞く

素直な心

真面目さ

メモを取る


どれも学力を伸ばしていく上で必須の条件だろう。

もちろん、これらは学力だけに留まらず、様々な面への広がりをみせる。

目の前の問題が、出来た、出来ないよりも、

僕は、こちらの能力の方に魅力を感じた。

これが、最初の緊張からくるものだけでは無いことを信じたいが（笑）

まあ、これを維持できるように雰囲気を作っていくことが僕の務めだろう。


今週は、体験者が多かったが、この授業を受けて

入塾を決められたご家庭もいらっしゃった。

今日、明日で人数も確定してくるだろう。


さあ、この新１年生メンバー。

来週は、どんな一面を見せてくれるのか。

まだまだ見えない部分があるだけに、楽しみな学年である。