学習塾 志気進研

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<文意は通っているか?>

2008年08月23日 | 言わせてちょ~だい!
今週の授業は終わった。

が、今日は個別講座の生徒や休んだ者が補習を受けに来ている。

2年生では、自習として学校の宿題をやりにきた者もいる。

異なる学年の者が同じ教室の中にいて、

通常授業とはまた違った良い雰囲気が形成されている。

皆、黙々と頑張っているな。

よしよし。


さて、前回の続きの作文について。


あるテーマを与え書いていくのだが、出来は大きく分かれる。

一枚一枚を添削していくとそれぞれの達成度がよく分かる。

その中でも今回は基礎的な部分を考えていく。


まずは、細かいことは抜きにして文意が通っているかどうか。

これは大前提だ。

別に内容が良い、悪いではない。

それは、かなり先のことだ。

矛盾が無いか、筋が通っているかどうか。

言いたいことは何なのか。

これがまずポイントだ。


これを正していくには、とにかく読み直していくしかない。

自分の言いたいことは何なのか。

もう一度段落ごとにチェックをしていく。


あれ?何が言いたいのか分からないぞ?

これって、逆のことを書いていないか?

なんて気付くことができれば改善は可能だろう。


ただ、読み直して矛盾に気付かない場合。

これは、丁寧な解説が必要となってくる。

ただ、一方的に話しても難しいだろう。

これはどういうことだ?

ここはおかしくないか?

何か変になってないか?

この文のどこが悪いのか分かるか?

などと問いかけ、自分で考えさせていかないとね。


このように自分で文意が通っていないことに気付かないケースは、

改善していくのに苦労するだろう。

ただ、少しずつでも改善のヒントを与え、

考える機会をつくっていかないとね。


いきなり文を書こうとしても難しいのは確かだ。

前々から、何かを書く機会に多く接していれば

それなりに文を書く力は付いてくるだろうが。

日記、交換日記が一番接しやすいかな。

小学生であれば、まずこれをお勧めする。

中学生であれば、部活動の活動日誌のようなものを

書いている生徒もいたな。

これも続けていけば効果はありそうだ。


気付いたこと、感じたこと、分かったことを

文にする、段落にまとめる、更に文章にする。

語学の中で一番難しいことかもしれない。

自分で全てを作り上げないとならない訳だからね。


それでも作文は課されるのだ。

とにかく書ききることが大切なのだ。

まず、書けたら誉める。

書いた中には良い文は必ずあるもの。

それを具体的にね。


誉められたり、指摘されたり。

その積み重ねしかないだろう。

少しずつでもね。


続きは、また今度。


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