木津川に近い荒洲地区の農地の傍らでマンサクの花が最盛期を迎えていました。
咲き始めは多分、1月末頃だと思いますが、確認していません。
この時期でも前年の葉を残しているところを見るとどうやらシナマンサクのようです。
シナマンサクは中国中部の原産で、渡来時期はおそらく明治の初期に庭木として移入
されたものだと思います。
花を見た限りでは、日本産のマンサクと大きな違いは無さそうですが、一応、この前年の
枯れ葉を付けているのが見分けるポイントで、これは多くの落葉広葉樹が葉を落とすために
枝と葉の間に作る離層がないためです。
日本産のマンサクでも、アカバナマンサクなどはこのような葉を残しています。
シナマンサクと日本産マンサクのもう一つの違いは花の香り。
日本産のマンサクでは”生臭い”と言えるような香りがありますが、シナマンサクは
”甘い香り”と言えそうな比較的、良い香りを放っています。
↓ こちらは井出町野外活動センターの山中で撮ったものですが、日本産のマンサク
だと思います前年の葉は1枚も残っていません。