広葉樹林の林縁を歩くと成虫で越冬したタテハチョウの仲間が頻繁に見られる季節になりました。
画像はそんなタテハチョウの中でも、紺色の地に瑠璃色の帯模様が特徴的なルリタテハです。
国内に類似品種がいないので、比較的見分けるのが容易な種類です。
幼虫の食草は、山地では主にサルトリイバラ、平地ではユリ科の園芸植物ホトトギスなど。
他のタテハチョウ科と同じく地上で過ごすことが多く、人の気配を感じるとアッと言う間に遠くへ
飛び去りますが、しばらく待つと殆んどの場合、元の場所に舞い戻ってくるので、撮影を試みる
我々にとって、これは有難い習性です。