ヒメジョオン(姫女苑)の花に止まったヒメアカタテハ(姫赤立羽蝶)です。
姫と姫の取り合わせ?いや撮り逢わせということにしときましょうか
一般に、植物や昆虫の名に「姫」が使われるのは、それと比較される種類に比べて
やや小さいことを意味するようですが、このヒメアカタテハと比較される蝶はもちろん
アカタテハです。
やはり「姫」は少し小ぶりで、前翅の長さはアカタテハが30~33mmであるのに対して
ヒメアカタテハは25~28mm程度です。
外観は一見するとよく似ていますが、翅表の後翅を比較するとアカタテハが胴体を中心に褐色部分の
面積が広く、殆んど模様がないのに対して、ヒメアカタテハは橙色の部分が多く斑紋があり、前翅の模様も
複雑で、全体に賑やかな雰囲気です。
アカタテハは地上で活動することが多く、獣糞や腐果などにも集まりますが、ヒメアカタテハは
花以外には集まりません。
ヒメアカタテハ<タテハチョウ科 アカタテハ属>