シオヤアブ<ムシヒキアブ科 シオヤアブ亜科>
草むらでじっとして獲物を待っているのは食肉性のムシヒキアブの仲間、シオヤアブです。
食肉性と言っても、スズメバチ等のように齧って食べるのではなく、背後から抱きついて
尖った口を突き刺し、消化液を注ぎ込んで溶かして吸い取るという食事方法です。
狩りのスピードは早く、狙った獲物はほとんど外しません。
画像ではミツバチを捕食していますが、コガネムシなどの比較的大きな甲中類やトンボ
それに、時として明らかに強いと思われるスズメバチなどを襲うこともあります。
とにかく相手の背中に抱きついた時点でほぼ”勝ち”が確定します。