山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

タイサンボク(泰山木)

2017-06-08 15:24:23 | 双子葉離弁花

泰山は中華人民共和国の泰安市にある山で、道教の聖地である五つの山(五岳)のひとつとして

有名な山で標高は1,545m、最高峰は玉皇頂と呼ばれているそうです。

 

ここまで言うと「ああ、中国原産の木だよねー」と、早合点する人がいるかもしれませんが

実を言いますと、原産地は北米で、アメリカ合衆国のミシシッピ州とルイジアナ州の州花に

指定されています。

日本への渡来は1873年に公園樹として移入された記録があります。

 

20m以上にも及ぶ高木で、高い位置に上向きに咲く花は非常に良い香りがするそうなんですが

子供のころは木登りが得意だった私にしても、今となっては確かめてみるのが困難です。

開ききった花の直径は約20cm、花弁は概ね6個で花弁状の萼片が3個あり、中々堂々と

した姿を見せています。

葉は20~25cmで革質、表面には美しい光沢があり、裏はさび色の毛が密生しています。

タイサンボク <モクレン科 モクレン属> 常緑高木

開花時期は同科の樹木としてはかなり遅く、5~6月頃

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする